奄美南部最終日、ダイビングが終わり宿へ帰る道。
リクエストしていた「夕日」を見に行こうと連れて行ってくれました。
山の中を少し歩き、森の中にある小さな展望台へ昇りました。
目の前に広がる、湾内の風景。

霧が刻々と濃さを増し、夕日までも消えてしまいそうな空になってゆきました。
紺色をしたこの空が、忘れられません。

空が紺へ移り変わった後に、夕日オレンジが一帯を包み込むように照らします。

その間も、白くて澄んだ霧が私の眼前をずっと流れていきました。
そこに言葉はなく、言葉なんて要らず、ただ望むばかり。
幻想的な、奄美の夕刻。