目指すのは「unique」な音。 大切なのは、日常。                                               
by black-dolphin
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31
カテゴリ
全体
ご挨拶
ウイカ帳
和の話
本を読む

映画
ごはん
花と樹
空跡
光と影
旅日記



タグ
(107)
(97)
(87)
(72)
(41)
(38)
(32)
(26)
(24)
(22)
(21)
(20)
(17)
(15)
(15)
(15)
(14)
(13)
(13)
(12)
検索
以前の記事
2014年 05月
2014年 04月
2013年 07月
2013年 04月
2013年 03月
2013年 02月
2012年 11月
2012年 10月
2012年 09月
2012年 05月
2012年 03月
2011年 12月
2011年 09月
2011年 08月
2011年 07月
2011年 06月
2011年 04月
2010年 11月
2010年 10月
2010年 09月
2010年 08月
2010年 07月
2010年 06月
2010年 05月
2010年 04月
2010年 02月
2010年 01月
2009年 12月
2009年 11月
2009年 10月
2009年 09月
2009年 08月
2009年 07月
2009年 06月
2009年 05月
2009年 04月
2009年 03月
2009年 01月
2008年 12月
2008年 11月
2008年 10月
2008年 09月
2008年 08月
2008年 07月
2008年 06月
2008年 05月
2008年 03月
2008年 02月
2008年 01月
2007年 12月
2007年 11月
2007年 10月
2007年 09月
2007年 08月
2007年 07月
2007年 06月
2007年 05月
2007年 04月
2007年 03月
2007年 02月
2007年 01月
2006年 12月
2006年 11月
2006年 10月
2006年 09月
2006年 08月
2006年 07月
2006年 06月
2006年 05月
2006年 04月
ライフログ
その他のジャンル
記事ランキング


タグ:Zizi ( 97 ) タグの人気記事

1500時間

ブログを始めて、こんなにも投稿しない日は初めてでした。

皆さん、本当にご無沙汰しておりました。
こんな細々としたブログにも毎日欠くことなく、どなたかが覗きに来て下さっている様子。
私はとても驚いています。そしてありがたい気持ちでいっぱいです。

年始で予測したことは計らずも私の周りで、そして私自身にも起こりつつあります。

63日間=1500時間
振り返ると、こんなにも時間が過ぎていたのか、そういう感覚です。
b0088089_2220413.jpg

外界での様々な出来事をいろいろと感じ、
大切な人たちや自分に降り注ぐ試練を受け入れ、
脳裏であれこれ考え、

感じることや大切なことは山ほどあるのに、何故か言葉を紡げずにいました。

あの人の苦しみを代わってやることは、到底できない。
そして、私が感じるこの感覚も誰も代わってはくれない。

うまく表現できないままに行き着いた場所は、空っぽだった大小2つの日記帳。
日々起きた在るがままの思いと拙い落書きによって、それは埋められました。

助産・看護の場で起きた出来事、
あの人が私に訴えた言葉、声
見せた泣き顔、穏やかな顔、笑う顔、
感じたこと、振り返ったこと、想像したこと、

海や空、星月や雲、樹や花のこと、
読んだ本や観た映像のこと、
聴いた音や歌声のこと、
散歩した町のこと、
初花のこと、
眼に見えて、聴こえるということ、

毎日のたった数分間、音のない静寂な時間。
文字や絵にすることで、在るべき深く澄んだ気持ちを取り戻すような感覚がありました。

自分の眼でみて聴いて、心で感じられることは、こんなにも大切なことなんだ。
当たり前のことを再確認し、少し呆れていた自分の感受性の強さに感謝できました。

さぁ、また心思うままにあれこれと綴っていきます。
覗きに来て下さる方々、またお付き合い下さい。
by black-dolphin | 2009-03-12 22:32 | 花と樹

元旦の手紙

新年を祝うご挨拶である年賀状。
それは、昨年お世話になった方たちへ感謝の気持ちを伝えるもの。
そして、本年もお世話になりますと心からの願いを伝えるもの。

今年も50枚くらいの素敵な年賀状が届いた。
仕事の上司や仲間、親しい友人、今は遠く離れた仲間、海で出逢った人たち・・・。
それぞれの場所から、それぞれの思いが詰まったお年賀だった。

私も思いも届いているといいな、と思う。
b0088089_2583446.jpg

その人だけに寄せた言葉。
その人が喜んでくれる言葉。
その人が前向きになってもらえる言葉。

なかなか口にして伝えるのは難しいけれど、この年賀状をきっかけにして
相手を肯定した目線でみつめたいと思う。
相手に優しい気持ちになってもらえる言葉を伝えたいと思う。
そして私というものを知ってくれるといいな、と思う。
by black-dolphin | 2009-01-08 02:58 | 和の話

幸せギュウギュウの御節

さて、ウイカさんと暮らす 華の独り身(笑わなーい、そこ。)であるZiziさんですが、
例に及ばず年末年始は、夜をお守りする勤務でした。
なかば立候補/恒例です、この勤務。

早く自立したくて、まだ見ぬ広い世界に飛び込みたくて、18歳で私は家を出ました。
家族の中での私の印象は、超マイペース/危なっかしいことばかりする子のようです。
その上家族からすれば、私は 「18歳の頃のZizi」 から止まっているのか
「Zizi が本当に一人暮らしできているのか、不思議・・・。」といつも云われます。
そうそう、たまに生存確認をされたりもします。

大掃除をした。と云えば、「嘘~!」
おせちを作った。と云えば、「本当~?」 と耳を疑われる始末。

それもそのはず、私は家族で一番鈍くさく何をするにも一番遅い人物なのでした。

年末に母との電話で今年も帰れない事を告げたところ
例年になく、あっさりと返事されました。

夜勤明けの朝、電話が鳴りました。
「終わった?」と母の声。
どうかしたのかと尋ねると、「今からおせちを届けます。」と電話を切られました。

1時間を過ぎた頃インターホンが鳴り、モニターには確かに母がそこに立っていました。

ウイカとひとしきりじゃれ合って、冷蔵庫に何やら収納。
テーブルに風呂敷の包みをささっと開き、
小さなお重のふたを開けて、
置かれた寿のお箸には、小さい頃にしてもらっていたように
父の文字で私の名前が書かれていた。

「今日の朝、Ziziの分を作ったよ。
ごまめは、父が作ったって言うといてって父からの伝言。
お雑煮も作ろうかー。」
と白味噌なども持参してくれ、台所へと消えてゆきました。
b0088089_23294397.jpg

分厚いハムや紅白の蒲鉾、
鰤の塩焼きや海老、
優しい味わいの数の子、
冷めても美味しい煮しめ、
栗の下には黒豆が隠れていたりして、
私が好んで食べていたメニューが、ギュウギュウ詰めにされていた。

プラスチックの飾りづけを見て、よく可愛いと云っていた私。
お重の中には、南天を模したプラスチックの飾りがちょこんと添えられていた。

ぴかぴかの炊き立て御飯も用意してくれていて、私は心の底から
「いただきます。」と手を合わせました。

「美味しい。」と何度も云いながらモリモリ食べる私を見て、
「そう云ってくれて、嬉しいわー。父にも言うとくよ。」と
母は何ともいえない笑顔を見せてくれました。

いつもは、夜勤明けは眠らない私。
父母からの美味しいお届け物でお腹は満たされ、心も満たされ
私はそのままウトウトとお昼寝をしていました。

夜勤続きで、新年を迎えながらも何だかサイクルが少し狂っていた私。
両親のお蔭でお正月を実感でき、新年からやや数日遅れて
私もようやく新年を迎えられたような気分がしました。

夕方に母が帰った後に何気なく冷蔵庫を開けると、
そこには数日分の食材と苺のショートケーキがありました。

今度は私が、沖縄風のおせちでも作っていつか驚かせてみよう。
料理上手な父母が「美味しい。」と零すくらいに、今年も精進です。
by black-dolphin | 2009-01-05 23:47 | ごはん

はぐくもう

新年あけましておめでとうございます。
b0088089_2193310.jpg

昨年は、本当にたくさんの方々に 【One Octave】 へお越し下さいました。
これも私の力ではなく、色々なご縁をいただいたお蔭です。

皆さまへ「感謝、ありがとう」の気持ちで、新年を迎えています。

早いもので、ブログを始めてもう3回目の新年を迎えることになりました。
まさか自分がここまで続けられるとは、夢にも思いませんでした。

ここ最近 ブログの更新がなかなかできず、申し訳なく思っています。
今日久しぶりに確認したところ、いつもどなたか見に来てくださっている様子。
とてもありがたい気持ちでいっぱいです。


b0088089_22301511.jpg

2008年は、「七色気質を、少しでも身につけたい」というのが目標でした。
癒される夕日に
温かい陽だまりに
潔い光に
生き生き茂る夏草に
広く深い空や海に
澄み切った冬の夜空に
瑞々しい紫陽花に
自然な七色に、いつも元気を貰えました。
色んな自然を感じて、ありがたさを感じて思ったこと。
それは、人は自然の一部なんだということです。

光のプリズムのように、澄みきった虹色気質にはまだまだ遠い道のりです。
クレヨンで描いたような素朴な虹色気質は身につけられたでしょうか。

さて、2009年。
今年は、別れの年。そして出会いの年になりそうです。
私を取り巻く環境が、またがらりと変わりそうな年。
自分が今まで挑戦できなかったことを始動する年。
切ないけれど、新たな世界に一歩のぞめそうな年になりそうです。

親しい人と、物理的なお別れをする。
おそらく大好きなあの人たちと、永遠のお別れをする。

まだ会っていない、たくさんの人たちと会える。
そして今まで以上に密な関係が生まれる。
今までに知らなかったことを深く感じ、学べる。

今年の目標は、【育もう】です。

基本的な自分は、忘れないように。
大切にしながら色んなことを育んでゆきたいと思います。

自分のいい所もよくない所も、受容したい。
自分をバラバラにせず、一致させたい。

全ては自らの内なるところにある。そう思っています。

自分には何が足りないのか、補うべきなのか。

自然、世の中のこと、本や音、教えや学び、人々、そしてウイカから
めいっぱい吸収して、
自分をもっと知って、
価値や人生を見出して、

たった一人でも、その人の意図や心情を理解できる人でありたいと思います。
変えることができるのは‘今の’自分だと信じて、日々を暮らしていきたいです。
いつもunique(唯一)な存在で在りたいと願います。

見に来ていただく皆さんへ―。
私の書く記事は、一見暗い内容が多いかもしれません。
でも毎日に決して、悲観的ではありません。
毎日が慌しく過ぎ去りますが、些細なことを幸せに感じて楽しんでいます。
それが少しでも伝われば、そう思っています。

ほんの少しの時間でも、心穏やかにできるような写真や文章を生み出したいと思います。
幸せギュウギュウの1年となりますように、願っています。
b0088089_22541149.jpg
ウイカ共々、本年もよろしくお願いいたします。
by black-dolphin | 2009-01-04 22:20 | ご挨拶

38+2 の経験値

昨日映画のカテゴリを開いてみて、唖然としました。

・・・・・今年このカテゴリ、ぐるりのことしか書いてない・・・・・

昨日、手帳やノートをめくってみました。
2008年映画館へ足を運んだのは、何と38回。
そして今年観にいこうと上映日を待っている作品が、あと2つ。

何にでもそうだけれど、おもしろい/つまらないで終わりたくない。
私はとってもあまのじゃくで、それだけで済ませたくない気持ちがあります。

38の物語を観て、
日常では到底できない感情を体感でき、何らかの形となって体内に吸収。
映画は、やっぱり自分にとって欠かせないものです。

私は、自分でも驚くほどの忘れん坊です。
その時々に感じて思いついたことを、ノートへ記します。
そうしないと、その時に感じた感情まで忘れていってしまう。

映画を観た後に。
喫茶店の片隅でコーヒーをずずっとすすりながら、
青空の下をてくてく歩きながら、
電車にカタコト揺られながら、
しとしと降る雨音に耳を傾けながら、
就寝前のベッドの上でゆらりとしながら、
夜明け前に机にしんしんと向かって―。

思いつくままに書き綴った、文章や言葉が記してありました。
b0088089_13585954.jpg

部屋には、すぐ記せるように書きかけのノートがスペース毎にあって。
こうして12月の大掃除の時に、ゆっくりページをめくるのが年課のようになっています。

昨年の末、クリスマスプレゼントに手帳を頂きました。
カラフルなペンと一緒にそれは、私のナースステーションに届けられました。
手帳をうまく使いこなせない私にも使えるように、フリーで書ける面白い手帳でした。

毎日ぎっしり書くことは、残念ながらできなかったけれど。

今年も、その手帳をもうすぐ届けます。との知らせがありました。
旅日記、映画/読書感想文、レシピ、ウイカ帳、お産録、さてどれにしようか。
日常をいっぱい記した手帳を、来年こそはもう少し実現させたいな。

その手帳が、映画や読書カテゴリの充実につながればいいな、と思います。
今年の反省の意味も込めて。
by black-dolphin | 2008-12-21 12:59 | 映画

恩人に会う

私がブログを始めたのは、2006年の4月。
記事にするテーマは、ごく日常の一コマの出来事たちだった。
今でもその内容は変わることなく、日々心に浮かんだことを記事にする。
もうすぐあれから3年がやってくる。

こんなマイナーブログなのに、何人かの方はいつも覗きに来てくれる。
コメントしづらい内容であっても、足跡を残していってくれる。
私にとって、ここまで続けてこられた恩人だ。

そんな人たちに、いつか会ってみたいなと思うようになった。

そう思えたのは、昨年の夏。
私はブログで親しくさせていただいている、ある人に会えることができた。
そして彼女のおかげで私は、私が大切に思う人々に会いたくなった。
家族、友だち、師匠、
助産師をしていて出逢えた人、
海を通じて出逢えた人、
そしてブログを通して出逢えた人
みんなにとても会いたい。会って眼をみて、あんな風に話がしたいと強く思った。
b0088089_1019621.jpg

その一人が、asiaxさんという人です。
IDはかなり怪しげ(笑)ですが、いつも温かいコメントを残してくれるお兄さんです。

東京に急遽研修が決まったある日、迷いなくお誘いしてみました。
なんと彼は、こころよく了承してくれたのです。
(半ば、強引/強制だったという話もあります・・・。)
大切な休日の夜に、私の晩御飯に付き合ってくれました。

ブログでも十分伝わりますが、彼はとてもシャイな人でした。
そして想像以上に優しい物腰で、とても素直な人でした。

驚いたことは、私が反応した記事をよく憶えていてくれたこと。
それにまつわる本や刺繍などを、わざわざ持ってきてくれたのです。

特に刺繍には感動しました。
あんなに細かく、立体的なものとは思いませんでした。
何より、ここまで持ってきてくれた気持ちが嬉しかったです。
そして美しい藍色をした1枚のコースターを、お土産に とくれました。

「不器用なもので・・・」と申し訳なさそうに何度も仰られていたのが、印象的でした。
私は、沈黙が全く気にならない質(マイペースで空気が読めないとも言う)なので、
あえてasiaxさんが話すまで じっと待って、少し意地悪なこともしました。


アジアを愛していて、人々と色んな交流をされていることに、すごく納得できました。

彼を見て感じたのは、日本だけに留まるのでは勿体無いということです。
アジア本来の、芯のやさしさや温かさを持った深い人です。
私のやさしさは偽物かも知れない・・・そんな圧倒感でした。

日本はもちろん世界中の人に、彼の見てきた風景や人たちを知って欲しい。
世界遺産にはない、アジアの素晴らしさの有形/無形を発信して欲しい。
もっともっと輪が広がって、和になって欲しい。
b0088089_10254940.jpg

いつの日か、「asiax を囲む会」ができる日を願っています。
皆さん、ご参加されませんか?

まだ知らない方は、是非こちらをご覧下さい。
by black-dolphin | 2008-12-09 10:21 | 和の話

ひとつ星

なりたい姿を夢をみて願うことは、誰にとっても自由だと思う。

自分が小さな少女だって、幼稚園の先生になりたい。
たとえ下手だって、歌って踊れる歌手になりたい。
アフリカを駆け回る、逞しい助産師さんになりたい。
人を美しく幸せにする、美容師さんになりたい。
子どもたちを救えるような、やさしい看護師さんになりたい。
和の時代を知り尽くす、日本史学者になりたい。
イルカと友だちになれるように、海を自由に泳げる人になりたい。
地球の青い空や海や木々を写す、カメラマンになりたい。
広大な宇宙をみつめる、天文学者になりたい。

私が夢みてきたことは、ざっと思い出してこれくらい。
子どもの頃に描いた夢たちは、今でも私の内(なか)で何かしら存在する。

b0088089_21532148.jpg

人生初の転機は、あの人と出逢った10歳だ。
世界中 特にアフリカ大陸とアジアを旅するのが大好きな人だった。
彼女の教育は、10歳の私たちに「心を教え、育てる」ことだった。

1クラス5~6つのグループを作り、その名は必ず世界中の国々の名前。
そして自分の国(グループ)を段々と好きになり、みんなに教えてあげる。
(ちなみに私の所属グループで記憶しているのは、カナダ/ネパール/ジパング/ビルマ)
机は前を向いて整列はせず、いつもそのメンバーたちと向かい合う。
日直者はその日に感じて思ったことを記して、先生が返事する。
授業は世界の話で脱線気味。(でもノルマはいつもクリア)
宿題は、全くなし。
給食は、残飯ゼロにする。
できないことは、全員ができるまでやる。
堪忍袋という巾着袋が吊り下げられていて、私たちは戦々恐々。
放課後は、屋外にてグループ活動あり。

先生のいつも口にする言葉は、厳しくてでも温かかった。
「私にぶつかって来なさい!」
「明日やろうなんて思ってたら、本当にもったいないこと。」
「ちゃんと心で考えなさい。」

先生やみんなと、本当にたくさんの言葉を交わした。
自分と、自分とは違う存在を考えた。
たった1年で、視野をめいっぱい広げてくれた。

12歳になった私は、強くてやさしい人になりたいと心底願うようになっていた。

b0088089_225062.jpg

これは先生からもらった、ヒマラヤ山脈をバックにした星空の写真。
その頃からカメラにとても興味があって、星も好きだった私。

日本と違って夜は真っ暗やから、星が瞬くの。
シャッターをひろげたままで、その星たちが動く姿を撮ったんやよ。
あの一番星を中心に、星はまわってる。
北極星は、昔からいつも変わらず同じ場所にいてるの。
あの星は地球のどこにいても、きっと見つかる。
あの星を目指して、ず~っと歩いてゆくと
いつかあの星が真上に見える時がくる。
そこが地球のてっぺんにある、北極なんやよ。


その頃から少し風変わりな私に、先生はそう教えてくれた。
人と違うことに興味をもって好きになるのは、決して悪いことじゃない。
自分がコレだと思えるものがみつかるなんて、素晴らしいこと。
Ziziは負けず嫌いなんかじゃないの。自分に負けたくない負けん気が強いだけ。
それは、とっても凄いこと。

何度となく、そう言われたっけ。
ひとつ星をみつける度に、あの言葉たちを思い出す。

そして現在、私は回りまわってとても不思議な糸にひかれ、助産師になった。
その事実を、先生にゆっくりと語れる日がいつかやってくるだろうか。
by black-dolphin | 2008-12-01 22:40 | 空跡

メッセージ

突然ですが、外を歩くときの私はおそらく挙動不審だと思います。
空を見上げたり、草花をみてしゃがんだり、道端の何かに立ち止まったり。
b0088089_1432286.jpg

こういう当事者の間で定めらている記号化された平文をみるのが、何だか好きです。
それはきっと彼らの暗号であって、関係のない私には違う暗号に思えてきます。
「06→」

私の鍵となる数字の後には、すすめ!の印しがある。
「Zizi、芯をもってさえいれば、前をみて進んでいいんだよ。」
どこからか、そんな声が聴こえてくる気がします。

心にふっと迷い、体に疲れを感じて、くたびれた感覚が生まれたとき。
私は空の青さに、穏やかで平らな気持ちに戻してもらい
道端のそれらに、健やかな気持ちを注入してもらえます。

私には理解できなかった暗号が、偶然に一致した暗合に変わるときがある。
マイペースでプラス思考の所以のひとつは、そこから生まれています。
by black-dolphin | 2008-11-25 23:50 | 和の話

花かたらず

先月、大切な友人の結婚式に出席しました。
彼女はちょっと意地っ張りで、よく語りよく笑いよく泣く素敵な人です。
感情表現の乏しい(実は・・・)私とは正反対、いつでも心がオープンな彼女。
お式でもそれは健在で、笑いあり涙ありのとてもいい時間でした。
最後の金屏風の前では、「Zizi~!大好きやよ~ぉ!」と云ってくれました。
相手を労わる、彼女らしい言葉だなぁと思います。あれは嬉しかったなぁ。

三十路の私がでしゃばるのもなぁ。とやや遠慮気味でしたが、
彼女の大事な記念日を盛り上げるべく(笑)、ブーケトスに参加しました。
白い花束はゆっくりと大きな弧を描いて、すとんと落ちてきました。
私の掌には、幸せいっぱいな白いガーベラたちがいました。
b0088089_20295997.jpg

小学生の頃に初めてガーベラの存在を知った時のことを思い出します。
絵に描いたような花びらとまっすぐに伸びた黄緑の茎。

何にも考えず、でも幸せな気持ちで、花束を飾りました。
お天気のいい日に朝から窓を全開にして、太陽をいっぱいに浴びてもらいました。
その花をウイカと眺めながら、翌日は静かに過ぎていきました。
花にまつわる様々な書籍をのんびりと読みながら―。

花や樹は昔からすごく身近に感じていて、生きている何かが宿っている感覚があります。
活け方のセンスは全くの私ですが、私はまったく気にしていません。
花は野に咲いているのが、一番美しいと思っています。
「花は野の花のように」
b0088089_20404082.jpg

  
        花かたらず

   花は黙って咲き
   黙って散ってゆく
   そうして 再び枝に帰らない
   けれども その一時一處(しょ)に
   この世のすべてを托している
   一輪の花の声であり
   一枝の花の真である
   永遠に滅びぬ 生命のよろこびが
   悔いなくそこに輝いている

18歳の頃に出逢った言葉なのですが、今でも大切に詠みます。
逆戻しのきかない、一方向の時間と私自身。
今ここに生きていることに全てをあずけて暮らすこと。

               朝日を浴びて、
           おはようの挨拶を交わして、
           澄んだ空気の中を散歩して、
            家中をピカピカに磨いて、
           洗濯物を干したりたたんだりして、
          様々な恵みの御飯をいただいて、
             透明な水で顔を洗って、
           風を感じつつ自転車を走らせて、
          みんなの笑顔や泣き顔と向き合って、
               聴いて、考えて、
             ただいまと抱き合って、
          おいしい香り漂うコーヒーをすすって、
       文字をゆっくり詠みゆっくりとページをめくって、
         疲れたらウイカとうたた寝なんかして、
       赤やオレンジに染まった夕焼け空を眺めて、
           あったかいお風呂に温もって、
               おやすみを告げて、
           ふかふかのお布団にくるまること。

毎日は退屈なんかじゃなくって、実はできることが沢山あって
ただ生きることは、実は一番大事なことなんだなぁと感じます。
日常を大切に暮らすことは、何にも変えがたい尊いことなんですよね。

「花かたらず」を詠むと、いつもそんな気持ちを強くさせてくれます。
そんな時間を改めて与えてくれた花嫁に、感謝感謝です。
by black-dolphin | 2008-11-13 21:13 | 花と樹

段々と

空港はいつも、不思議な空港が漂っている気がします。
それぞれが皆違った、何らかの理由があって降り立つ場所で。
旅立ちの一歩を踏み出したり
旅の終わりの地点だったり

往路と帰路、当たり前だけど違う気持ちが生まれます。
b0088089_0443384.jpg

旅の始まりは楽しくて、旅の終わりが寂しいとは限らない。
旅の始まりは過酷で、旅の終わりが穏やかとは限らない。

最近よくそう思います。

私の生きる命はたったひとつで、いつかは終わりある旅を続けています。
それぞれが皆違った、何らかの理由があって降り立つ場所がある。
そして旅をする。

旅は日常と非なるけれど、これも私にとっては日常の一部で
日々感じていたい自分の中のカテゴリを大事にして往きたいと思います。
by black-dolphin | 2008-11-10 00:50 | 和の話