目指すのは「unique」な音。 大切なのは、日常。                                               
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タグ:初花 ( 38 ) タグの人気記事

桜の旋風が吹いた

丘に立つ桜の大樹も、もうすっかり葉桜になりました。

当たり前のように毎日通っていたあの道は、あの日から足を運ぶことはなく
一緒に見上げた最後の桜が、眩しい記憶のまま刻みついているような気がしていた。

心機一転、新たな一歩を踏み出すこの春に―
ようやく、ただ桜を愛でる目的で桜の丘に行けそうだ。そう思った。

夕焼け染まる桜をみるのが、大好きだった。

丘のてっぺんで、幸せそうなカップルが座っていた。
私は丘に登ることなく、何気なく桜の樹下を歩く。
そしてまだ満開前の桜を見上げた。
b0088089_2242498.jpg

カメラのファインダーを覗いた瞬間、今自分が無心だったはずで判らなかった奥底から
それは波のように眼の奥に押し寄せてきた。
私がこの眼でみて焼き付けた、無数の映像と記憶だった。

それは、彼女と見上げた桜であり、
それは、最期の夜にみたあの表情であり、
それは、彼女がくれたあのどうしようもない感覚だった。

零れないのが不思議なくらい、眼に大粒が溢れた。
「あ、零れてしまう。」

その瞬間、つむじ風がびゅうっと大きく吹いた。
桜の花びらが吹雪き、大きな粒は眼に見える形で風がさらって行った。
それは、とても小さなシャボン玉のようだった。

風が止むと、私はあの哀しくて締めつけられる感覚が一瞬消えていて
きっと風だけではなく彼女の仕業だろうと、当たり前のように思った。
by black-dolphin | 2013-04-23 22:45 | 和の話

天と生

今日は、ずっと待ち望んでいた金環日食でした。

皆さんは、無事観測できましたか?

朝なのに、外は夕方みたいな陽の光。
日食が始まる瞬間は静寂が過り、風が吹いた。

時刻を確認するもなく、それの始まりを感じました。

太陽と月と地球が、直線に重なる。

日常の中に、ほんの一瞬の偶然が重なる。

その偶然を待つ時間、私はやはり初花を思い出しました。

春の優しい夕焼け
夏に降ってきたペルセウス流星群
秋の虹色に光る十三夜月
冬の澄み渡る星空に瞬くオリオン

桜吹雪の風
打ち上げ花火の音
鈴虫の声
温かいコーヒーの匂い

いろんな空が、私に戻る。

一人が寂しいんじゃなくて、
初花がここに居ないのが寂しい。
そう思いました。

金の環は、天からの授け。

私はやはり、天体と生命(いのち)に導かれる。

b0088089_104628.jpg
        金環日食を待つ時間、久しぶりに撮った近影

あの頃。
by black-dolphin | 2012-05-21 07:29 | 和の話

点と線

それは確実に、誰かが私に教えてくれた点だった。

あの日あの時間、私は海の近くに居た。
延々と警報が響いていた。

私には、まるで実感がなかった。そこからは、海が見えなかった。

大阪へと帰るバスの中、ラジオから聴こえた情報に少しの心配が生まれた。
家に帰ると、信じがたい映像が延々と流れていた。
朝まで私は、その映像から眼を離すことが出来なかった。

散りばめられた点々が、いっぺんにつながった。
辛く厳しい現実を知った。

道ばたですれ違う誰かを見ても、確かに感じた。
みんなどこかに、私と同じ感情を以っているだろうと。

生まれてはじめての感覚だった。
哀しいかな、皆と繋がっている感覚を絶対に感じた。
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この8ヶ月間、私はある存在のことだけを思い続けた。延々と。
深い深い暗闇で、しゃがみ込んでいた。ずっと。
記憶が色褪せかけたころ、それは再び押し寄せた。色濃く波のように。
立ち上がって、歩き出さなきゃ。でもそれにも増して離れ難かった。

ひとりぼっちになる寂しさ恐怖
誰に対するものか判らない嘆き
ただただ溢れる涙
途方もない無力感

楽しく幸せだったこと辛く苦しかったことが、とめどなく脳裏に映る。
遺影や記憶の前で、ただただ胸がぎゅうぎゅう締め付けられる。
ストックのドックフードが空っぽになった日、終わりを感じた。
何もかもが色褪せて、自分こそが罪だと感じた。

旅をしても
海を潜っても
美味しいものを食べても
あったかいお風呂に入っても
空を見上げても

幸せを感じない。

祈るなんてできなかった。
祈ることって何だかわからなくなった。
初花が離れていかないように、私は抱き締め続けた。

そんな時、遠くからあの声がした。
それで私は、ようやくちゃんと見上げた。
それは辛く厳しい現実だけど、私を暗闇から引きずり出した。

これまで生きてきた中で、一番尊いものを失った“いたみ”をちゃんと知った存在として。

だから私は想像を遥かに超えて、反応し感じられた。
私はあの人たちやあの存在に、恩返しをしなきゃならない。

時間は流れてゆく。
本当に不思議な流れにのってゆく。
by black-dolphin | 2011-04-04 23:58 | 和の話

再会

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初花のお兄ちゃんやお姉ちゃん、弟や妹はどれくらい居るんだろう。

生まれた時は、3人きょうだいだったらしい。

赤ちゃん初花は、母犬のおっぱいを取り合ったり、お昼寝したんだろうな。

母犬と離れるとき、寂しかったろうな。

知らない場所や人に見られて、怖かったろうな。

狭い箱のナカは、きっと退屈で楽しくなかったろうな。

遠慮気味に近寄って、私に手を差し伸べたこと憶えているのかな。

ピンクのリボンをつけられて、広い世界を見て興奮していたね。

自分の名前は、あなたが決めたんだよ。

毎日たゆまず、私に愛と幸せを惜しみなく くれたんだよ。

そんなあなたにいつかまた再び会える日まで、どうか見守っていて欲しい。


by black-dolphin | 2010-10-09 10:56 | ウイカ帳

8月15日、1時15分。

あの感触を、忘れていたつもりはなかった。
それは、いつもの風景だった。

私が、膝を地につけてしゃがみこむ。

初花が、少し離れたところでお座りする。

「ただいま。」と声をかける。

こちらをみて、笑っている。

手を大きく広げると、初花が駆け寄ってくる。

私の身体を、器用によじ登ってくる。

そしてぎゅっと、ハグをする。

初花が、愛おしそうに鼻と喉を鳴らす。

初花とハグする感触を、忘れていたつもりはなかった。
でもさっき、「あぁぁぁぁ。忘れそうになっていたんだ。」と思い知らされた。

その時初花のことは考えず、ただただ眠った瞬間。

忘れないようにと、初花が夢に現れた。

時計の針は、1:15を指す。
秒針は、刻々と進んでゆく。

初花が全てをドンっっと預けてくる、あの感触。
私の内に、絶対的に刻み込まれた。

たった数秒の夢は、きっと初花の仕業だ。
そう私は感じる。
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by black-dolphin | 2010-08-15 01:30 | ウイカ帳

ご報告

長らくブログをお休みして、申し訳ありません。

7日前の夕刻に、初花がお空へと還っていきました。

初めて会った時から、初花の生きる姿を見届けたいと覚悟はしていました。

でもいざ現実となると 私はそんなに強くはなく、
さよならの瞬間を想うと、「ごめんね、ありがとう。」でいっぱいになりました。

過去を振り返って悔いることは嫌いなのに
今はやりきれなくて、ただただ深い後悔と哀しみが降りつもります。

私のせいで、初花は寿命を縮めてしまったに違いない。
私は看護師失格だと、罪の意識でいっぱいになってしまいます。

でも初花は 最期まで生きて、生きる姿を見せて、「生」を全うしました。
そして 私が肯定できるように、すごくやさしいヒントを残していきました。
自分の都合のいいように解釈するつもりはありませんが、そう感じます。

理由は、初花の言葉のない表情や行動です。
最期の二日間、あの子の精一杯の思いを 痛いくらい感じました。

早く浅い呼吸の中で、意識が遠のく中で、最期まで私を気遣ってくれました。
初花の もしかしたら私のそれよりも遥かに大きな、私への深い愛情を感じました。

初花は七色に光り輝いて、シャボン玉のように尊く弾けてゆきました。

今まで見てきた誰よりも、強くてやさしい生きる様をみせてくれました。
初花は、本当に凄いです。

朝起きて、ベッドにまでお迎えに来てくれないこと
ただいま。とハグできないこと
桜の丘を一緒に登れないこと
一緒に空を見上げられないこと
じっとみつめてもらえないこと
私の上でうたた寝してもらえないこと

この先私があと何年生きても
どんなに愛しても

もうそこに居ないこと
もう会えないこと

思い知って涙が粒のように落ちるけれど、
いつか初花との何もかもを心の内にしまって
ただ幸せだったと、なつかしむ日がきてくれますように。

 
初花の最期を知って下さい。
少しずつ、報告させて下さい。


※ 報告できずにいる方々、このブログを通してご報告させて頂きます。

私の愛する人たちへ
by black-dolphin | 2010-07-18 15:50 | ご挨拶

愛する存在

辛すぎて、誰にも言えず、言葉にならなかった。
昨年大好きだった一匹のワンコさんが、突然逝ってしまった。

そのパートナーさんの心の風景が、私には痛いほどに感じた。
胸をぎゅうっと絞られるような、どうしようもない哀しみ。

私は、彼らからこんなにも楽しくて幸せな生活ってあるんだと、教えてもらった。
本当に色んなことを共感し、人とは違う存在の大切さや尊さに頷いた。

大好きなことや大切な人は、たくさん存在する。
でも心の底から愛し、愛おしいと思える存在って、残念ながら私には数少ない。

初花は、私にとってそのひとり(一匹)だ。

いつも私をみつめ、ただそばに居る。
どんな私を見たって、いつも変わらずそこに居てくれる。

人間だったら、きっとそうはいかない。
感じられない、この感情。

私が感じる、その存在感。

偶然な巡りで我が家にやって来てくれた。
お互いに、生涯初めて二人きり生活を共にした関係。

少しづつ時間を共にして、積み重ねて、こつこつと深めた関係。

「毛布」という言葉を認識できるくらい、それをこよなく愛する初花。
なのに、寒いからといくら毛布に包んでも、絶対に私のそばにやって来る。
ふかふか毛布に包まる方が心地いいだろうに、今も膝の上で寝そべっている。
何も云わなくても、ずっと隣に居てくれる。

初花は私に、絶え間なく惜しみなく愛情をくれる。
私の内(ナカ)にある感情は、彼女に育ててもらった。

腹が立ったり、哀しくなったりすることも、正直ある。
でも絶対に還ってくる場所は、同じトコロ。
かわいくて仕方がなくって、かけがえの無い存在。
無条件に、大切な命。

いつか、お別れをしなきゃいけない時。
そんな寂しい日を予期してしまい、予期涙を流してしまうほど。

用がなくても、名前を呼びたいほど。
言葉が通じ合った気がするほど。
毎日ぎゅうっと抱きしめたくなるほど。

そんな存在。
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初花がおばあちゃんになるまで一緒に居て、大往生させてあげたい。
そう願うけれど、別れは突然かも知れない。

私は、その可能性も気づいてしまいました。
だからこそ、悔いなく一緒に。

初花の散歩する足は、少しずつ弱くなっています。
初花の表情は、どんどん深く優しくなってゆきます。

初花が空へ還った日に、「幸せだったな~ぁ。」としみじみ感じてもらえるように。
私は、大切に愛し続けたいと思います。

初花共々、本年も宜しくお願い致します。
by black-dolphin | 2010-01-26 05:21 | ウイカ帳

桜 と 初花

四月の散歩は、やはり桜の樹の下でのんびり。コレが格別です。

入学式のママさんに負けないほど、ウイカを主人公に激写してます!
ウイカは臆病なので、この距離が離れるだけでキュンキュン啼いてます。
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桜のピンク と 空のブルーが映えて、ウイカの可愛さも 3倍増しです。
ウイカさんは、とっても迷惑そうですねぇ。
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いつまで経っても親バカなZiziでしたー・・。
by black-dolphin | 2009-04-20 11:50 | ウイカ帳

福娘

結婚式から帰って引き出物を開封していると、食いしん坊のウイカさんが
音に反応して、タカタカと小走りで私の元へやって来ました。

包みの紙を嗅いで、赤白の紐を発見して急に尻尾フリフリ。
(色見えてるのだろうか、といつも不思議に感じます。)
我が家にやって来た時も首にピンクのリボンをしていたけれど、どうやら彼女は
紐やリボン(被り物もLOVE。)に弱いようです。
幸せのおすそ分けをしてもらったウイカさんは、いつになくカメラ目線をくれました!
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by black-dolphin | 2009-03-18 00:35 | ウイカ帳

警戒中?

近所は路地がとても多く、毎日発見の連続です。
ある邸宅前では、いつも少~し緊張します。
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吠えられやしまいかと、足音を気にしながらそろりと歩きます。
下をうかがうと、ウイカも心なしか忍び足。
その姿にいつも微笑ましくなります。
by black-dolphin | 2008-11-28 13:05 | 和の話