目指すのは「unique」な音。 大切なのは、日常。                                               
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疾走

看護学校3年、
看護師1年、
助産学校1年、
看護師助産師13年と半年間。

今日、初めて振り返った。

約19年。何かに捧げてきたんだ。

昨日、永年勤務した職場を退職した。
厳密に言えば、9月末で退職。
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退職はもうずいぶん前から決めていた。
だけど色んな理由で、この初秋となった。

でもそれはきっと、決まっていた。
そう思う。

退職するひと月前に、大好きな叔父が
この世を去った。

それは、あまりにも突然すぎた。

父の弟で、私が独立するまで一緒に共に暮らした家族だ。

看護助産を選ぶことを、初めから喜んでくれた貴重な人。
確実に、自信と勇気をくれた人。

お爺ちゃんになったら、必ず面倒みるからね。と約束した人。

旅立った後に、みんなから教えられた。
酔っぱらった時に、いつも嬉しそうに云ってたよ、と。

もう一度話したい人が、また一人。
このやりきれなさは、慣れないなぁ。

Zizi頑張ったね。
彼が生きていたのなら、そう云って笑ってくれただろうか。
# by black-dolphin | 2012-09-19 15:52 | 和の話

天と生

今日は、ずっと待ち望んでいた金環日食でした。

皆さんは、無事観測できましたか?

朝なのに、外は夕方みたいな陽の光。
日食が始まる瞬間は静寂が過り、風が吹いた。

時刻を確認するもなく、それの始まりを感じました。

太陽と月と地球が、直線に重なる。

日常の中に、ほんの一瞬の偶然が重なる。

その偶然を待つ時間、私はやはり初花を思い出しました。

春の優しい夕焼け
夏に降ってきたペルセウス流星群
秋の虹色に光る十三夜月
冬の澄み渡る星空に瞬くオリオン

桜吹雪の風
打ち上げ花火の音
鈴虫の声
温かいコーヒーの匂い

いろんな空が、私に戻る。

一人が寂しいんじゃなくて、
初花がここに居ないのが寂しい。
そう思いました。

金の環は、天からの授け。

私はやはり、天体と生命(いのち)に導かれる。

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        金環日食を待つ時間、久しぶりに撮った近影

あの頃。
# by black-dolphin | 2012-05-21 07:29 | 和の話

3月11日

この一年、何か言葉にしたいという衝動が生じたこともある。

でもそれはできないし、私が云っちゃいけないことだと思う。

心の中で生まれ、ぼろぼろ無言に溢れるだけです。

それは毎日、思い考え続けてきた気がする。


忘れたいけど、忘れちゃいけない。

実際に体験した人が、そう云った。


黙祷―。
これしか今の私はできません。
# by black-dolphin | 2012-03-11 21:34 | 和の話

Switch

随分とご無沙汰しておりました。

その間の私のことを、ずっと心に気を留めていてくれた方々。
本当にありがとうございます。
更新を。と日々考えてはいるものの、むむ・・・と自分でブレーキしていました。
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私はどうも、悩んだり苦しんだりしてる姿を人に見せられない気質で
かと云って、笑顔で自分をマスクも出来ない人間で。

たまに来る、悲しみの波が今日もやって来ました。
来るたびに思うんだけど、一体何なんだろうこの波は。

波にはきっと理由があって、私の理性では届かないスイッチを
何かが、はたまた私自身が押してるんだな、と思います。

心思うままにあれこれと綴ってゆきたい。
ようやく「One Octave 」の基本に戻れそうです。

その時の一文と、日記に綴ったあの状況。
少し整理して、近々記事にします。

―経緯
# by black-dolphin | 2011-12-27 19:06 | ご挨拶

PALAU日記~飛来 ~

2本目
ジャーマン・チャネル

パラオ、ラストダイビング。

もう一組居たけれど、私たちチーム5人、そそくさとエントリーする。
それは、誰も居ない海に入りたいからなのです。
一番初めに潜るあの感覚は、すごく気持ちがいい。
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このポイントは、満潮時をメインに、プランクトンの捕食にマンタがやって来ます。
生まれて初めてマンタに会ったのは、石垣島でした。
あの時に見たマンタとは、距離感が違いました。

さっそく遭遇!
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オニイトマキエイ
どんどん近づいてくるマンタさん。
こんなに近くで横顔を見たのは、もちろん初です!
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飛来、という言葉がしっくりくる優雅な泳ぎです。
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マンタさんも大サービスしてくれました。
ステーションにて何度となくグルグル翻っては、また戻り・・・をしてくれました。

小さな眼で、こちらを見ています。
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そうして、遠くへと―。
マンタを見送るときの時間、空にいるような感覚になりました。
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# by black-dolphin | 2011-09-26 22:19 | 旅日記

PALAU日記~夜明け前のダイビング~

脳裏ではずっと構想していたのですが、久々ようやくの更新です。

今日、10ヶ月ぶりにスーツケースを開けました。
ウェットスーツもレギュレーターもBCにも、本当に久々に触れました。
海でのあの独特な匂いがして、何だか懐かしくしみじみしました。

大好きな海を、自分から遠ざけていたように思います。
大好きだからこそ、何だか気持ちが向かっていかなくって。

リハビリがてら、途中だったパラオの旅を思い出そうと思います。
久しぶりの海日記どうぞ~。


最終日。外はまだ真っ暗な時間に起床し、朝の5時集合。

1月31日(日)
 天気:晴れ 気温:27℃ 水温:26~27℃ 
 平均深度:14.2/14.2m(最大深度:20.0/20.4m) 
 透明度:25~30m/20~25m

月が光々と見守る中、ポイントへ出発。
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空もまだ、夜明け前。
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ポイントに近づくにつれ、空も段々と白み始めました。
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1本目
ブルーコーナー

日の出と共にエントリー。
エントリーしてしばらくすると、魚たちにポツポツと出会いました。
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昨日よりも、(魚影が)濃い濃い。
アカモンガラが眼の前を乱舞していて、黒と青がとてもきれいでした。
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流れが強く、途中カレントフックが取れましたが、浮かんで流れるのは楽しいです。
ナポレオン氏も、何だか眠そうに泳いでました。
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朝が訪れて、海の中にも光が差し込んできました。
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地球の始まりの朝陽は、神聖な光に感じます。
# by black-dolphin | 2011-08-23 18:56 | 旅日記

命日

初花が空へと還っていった日から、もう早一年。まだ一年。
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ちょうど一年前の私は―。
ようやくお家に帰って、独りになった頃かな。
辛うじて笑顔で押し殺していた感情はようやく開放され、
玄関の扉を閉めた瞬間わんわん泣いたような気がします。

初花の存在を感じられなくて、でも匂いは消えてなくて、
昨日までそこに生きていたことが、とても切なく感じました。

切ない気持ちは未だあるけれど、でも確実に、私はてくてくと歩き出しています。
色んな感情を知って、色んなことを思い考えて、また私は変化してゆきます。

それは静かにひしひしと―、感じられます。


※写真は、初花を火葬させてもらった丘で咲いていた花
# by black-dolphin | 2011-07-12 23:36 | 和の話

救世主

6年前と2年前に―。
その時に私が感じ、かけた言葉や起こした行動。
それは、ほんの小さな事柄だったと思う。

それが今日、私に返ってきた。
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感動し、心を貰った。
彼女の言葉や笑顔、強い願いや希望は、私にパワーをくれた。

「助産師冥利」に尽きることです。

More
# by black-dolphin | 2011-06-27 22:32 | 和の話

さよならの言葉

その日にみた夕焼けは、あの人みたいに静かに燃えていた。
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先週のこと―。

もうすぐこの世を旅立つであろう人に、私はこう云われた。

ありがとう 会えてよかった―
彼女はそう云った。
それは私にとって、彼女からのさよならの言葉になった。

穏やかに最期をむかえること―。
それだけが唯一の願いなのだと、彼女は云っていた。

その本当の姿を、私はまた教えられた。
# by black-dolphin | 2011-06-19 23:49 | 和の話

+1

今日は、初花の生まれた日です。
今年からは、私は初花の分も生きなくちゃ。

去年はゆっくりお祝いもしてあげられなかったなぁ。
今年は、一日ゆっくりと誕生日を迎えられました。

早朝に目が覚めて、
いつものようにお線香とお水をお供えして、
真っ昼間からご馳走を食べて、
お花を買いに行って、
苺のショートケーキも食べちゃいました。

喜んでくれたかなぁ。
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今日買った、白百合の花。
普段はあまり眼に留まらない花だけれど、今日の百合は美しかった。
花屋のおばさんが、「百合は、最後まで咲くからいいですよ。」と云った。

百合から伝わってくる生命力が、何だか彼女と似ている気がした。

澄んだようで、美しくて、最後までいきる花。
# by black-dolphin | 2011-06-15 22:12 | 和の話

夢見

最近立て続けに、同じ夢を見る。
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初花がこちらを見やりながら、私の前を歩く。
知らず内にどこかで見た惨状の中に、私は辿り着く。

そこは、まるで静寂だ。
時折、鳥の声やヘリコプターの音がする。

埃っぽい風の中、胸騒ぎがする。

少し離れた場所で、初花とは違う生命の灯火を感じる。
泥にまみれ、傷ついた猫がとぼとぼ歩き、弱った犬が精一杯佇んでいる。

亡骸に、「守ってあげてね」と朝夕祈る日々。
彼女が空を辿って、見せてくれた現実なのだろうか。

夢と現実の狭間で、私は同じ心を配っている。
# by black-dolphin | 2011-04-05 19:13 | 和の話

点と線

それは確実に、誰かが私に教えてくれた点だった。

あの日あの時間、私は海の近くに居た。
延々と警報が響いていた。

私には、まるで実感がなかった。そこからは、海が見えなかった。

大阪へと帰るバスの中、ラジオから聴こえた情報に少しの心配が生まれた。
家に帰ると、信じがたい映像が延々と流れていた。
朝まで私は、その映像から眼を離すことが出来なかった。

散りばめられた点々が、いっぺんにつながった。
辛く厳しい現実を知った。

道ばたですれ違う誰かを見ても、確かに感じた。
みんなどこかに、私と同じ感情を以っているだろうと。

生まれてはじめての感覚だった。
哀しいかな、皆と繋がっている感覚を絶対に感じた。
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この8ヶ月間、私はある存在のことだけを思い続けた。延々と。
深い深い暗闇で、しゃがみ込んでいた。ずっと。
記憶が色褪せかけたころ、それは再び押し寄せた。色濃く波のように。
立ち上がって、歩き出さなきゃ。でもそれにも増して離れ難かった。

ひとりぼっちになる寂しさ恐怖
誰に対するものか判らない嘆き
ただただ溢れる涙
途方もない無力感

楽しく幸せだったこと辛く苦しかったことが、とめどなく脳裏に映る。
遺影や記憶の前で、ただただ胸がぎゅうぎゅう締め付けられる。
ストックのドックフードが空っぽになった日、終わりを感じた。
何もかもが色褪せて、自分こそが罪だと感じた。

旅をしても
海を潜っても
美味しいものを食べても
あったかいお風呂に入っても
空を見上げても

幸せを感じない。

祈るなんてできなかった。
祈ることって何だかわからなくなった。
初花が離れていかないように、私は抱き締め続けた。

そんな時、遠くからあの声がした。
それで私は、ようやくちゃんと見上げた。
それは辛く厳しい現実だけど、私を暗闇から引きずり出した。

これまで生きてきた中で、一番尊いものを失った“いたみ”をちゃんと知った存在として。

だから私は想像を遥かに超えて、反応し感じられた。
私はあの人たちやあの存在に、恩返しをしなきゃならない。

時間は流れてゆく。
本当に不思議な流れにのってゆく。
# by black-dolphin | 2011-04-04 23:58 | 和の話

無言のまま祈りをささげる

現実は、辛く厳しい。
自分なんてちっぽけな存在だと実感する。

電波にのって、現場の惨状や声が届く。
私の琴線に、それらが触れる。
私が感じたあの空気や感情と重なってゆく。

そしてそれはあらゆる雫となって、内外へと落ちてゆく。
この8ヶ月どうしてもできなかった祈りの心が、私の中に再生した。

生まれるとき
生まれないとき
生きることを終えるとき
生きるとき

共通して、そこに言葉はないのだと思う。
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無言のまま私は祈りをささげる。
黙祷_。
# by black-dolphin | 2011-04-03 18:55 | ご挨拶

君の名前

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熊木杏里/君の名前

この歌は、今の私に響きます。

思うことは、自由。

でもまた運命で会えるように、前に進みたい。

てくてくと、ほんの少しでもいい。

また会えるその未来に、いつかきっと駆け出したい。

そう思うことは、自由なんだと思う。


運命ならまた会える
そんなことを思っているよ


こちらで視聴できます。
_熊木杏里 OFFICIAL WEBSITE_


# by black-dolphin | 2010-11-10 12:49 |

再会

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初花のお兄ちゃんやお姉ちゃん、弟や妹はどれくらい居るんだろう。

生まれた時は、3人きょうだいだったらしい。

赤ちゃん初花は、母犬のおっぱいを取り合ったり、お昼寝したんだろうな。

母犬と離れるとき、寂しかったろうな。

知らない場所や人に見られて、怖かったろうな。

狭い箱のナカは、きっと退屈で楽しくなかったろうな。

遠慮気味に近寄って、私に手を差し伸べたこと憶えているのかな。

ピンクのリボンをつけられて、広い世界を見て興奮していたね。

自分の名前は、あなたが決めたんだよ。

毎日たゆまず、私に愛と幸せを惜しみなく くれたんだよ。

そんなあなたにいつかまた再び会える日まで、どうか見守っていて欲しい。


# by black-dolphin | 2010-10-09 10:56 | ウイカ帳

鮮色

まだ土の匂いがする、色とりどりの野菜。
空を何度見上げても忘れていた色を、取り戻す。

母が新聞紙に包んでくれた、とうもろこし。
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先輩の実家でとれた、ピーマン、オクラ、しし唐。
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こちらも、頂いたトマトたち。
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実りを食べる。
色んな恵みを食べる。

瑞々しい野菜たちをみていると、何だか心地がいい。
恵みを食べることは、とても心地がいい。

色んな存在からの恵みを受けることは、私に色を取り戻してくれる。
# by black-dolphin | 2010-09-17 13:05 | ごはん

Spiritual pain

私は、ずっと大切にしていることがあります。

それは、どんな存在に対しても真摯に向き合うこと。
自分の眼できちんとみつめて、心で感じて、判断すること。
そして、それが間違いでないように言葉で伝えること。

私は本来、自分に自信なんて全くなく、コンプレックスの塊でした。
人の言葉に、行動に、すぐ勝手に傷つくことが多かったし、
どうしてそんな言動をするのだろうと、疑問や不満ばかり感じていたように思います。
そして自分も、どうしてこんなにも魅力がないのだろうってばかり考えていました。

でもいつからだろう。
私は私でしか生きられないんだと気づいたとき、私こそ大切にしなくてはと変化した。

きっとその瞬間から、私の世界は変わっていった。
心が楽になって、私を育てることに集中できるようになった。

私とは違う「誰か」をも大切に思いたいと、そういう心が持てたように思います。
この仕事に幸運にも就け、日々大切なことに気づかされ、医療者の一員となりました。

でも世界で一番大切で、救われなくちゃならなかった命を、私は救えませんでした。

自分が今まで築いてきた、知識や看護を活かすことができなかった。
それはどんな理由が絡んだとしても、私はきっと最善を尽くせなかった。
それに気づいているから、私はそれを「罪深い」と感じてしまうのです。

私はこの5ヶ月間、今までにないほど傷つきました。
心ではなく、もっと深い霊的な場所で。

人を非難したり、悪く云うことは本当に好きではありません。
こんなことがあっていいのだろうかと、何度も自問します。
傷ついたあの霊的な場所で、相手を責めたい感情が生まれてしまいそうになります。

私は、「怒」に似たこの感情を、なかったことにしたいです。
正直この汚い感情は、認めてしまうことが怖いし、云いたくもない。

でも私に足りなかったのは、人間にとって必要な大切な感情。
そんな感情を、初花が身をもって教えてくれたんだと思います。

あんなきれいな存在だったのに。
私なんかのために。

この感情を以って、私は一番の罪深い存在なんだと思いたいのです。
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覚書
# by black-dolphin | 2010-08-30 23:56 | 和の話

8月15日、1時15分。

あの感触を、忘れていたつもりはなかった。
それは、いつもの風景だった。

私が、膝を地につけてしゃがみこむ。

初花が、少し離れたところでお座りする。

「ただいま。」と声をかける。

こちらをみて、笑っている。

手を大きく広げると、初花が駆け寄ってくる。

私の身体を、器用によじ登ってくる。

そしてぎゅっと、ハグをする。

初花が、愛おしそうに鼻と喉を鳴らす。

初花とハグする感触を、忘れていたつもりはなかった。
でもさっき、「あぁぁぁぁ。忘れそうになっていたんだ。」と思い知らされた。

その時初花のことは考えず、ただただ眠った瞬間。

忘れないようにと、初花が夢に現れた。

時計の針は、1:15を指す。
秒針は、刻々と進んでゆく。

初花が全てをドンっっと預けてくる、あの感触。
私の内に、絶対的に刻み込まれた。

たった数秒の夢は、きっと初花の仕業だ。
そう私は感じる。
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# by black-dolphin | 2010-08-15 01:30 | ウイカ帳

ご報告

長らくブログをお休みして、申し訳ありません。

7日前の夕刻に、初花がお空へと還っていきました。

初めて会った時から、初花の生きる姿を見届けたいと覚悟はしていました。

でもいざ現実となると 私はそんなに強くはなく、
さよならの瞬間を想うと、「ごめんね、ありがとう。」でいっぱいになりました。

過去を振り返って悔いることは嫌いなのに
今はやりきれなくて、ただただ深い後悔と哀しみが降りつもります。

私のせいで、初花は寿命を縮めてしまったに違いない。
私は看護師失格だと、罪の意識でいっぱいになってしまいます。

でも初花は 最期まで生きて、生きる姿を見せて、「生」を全うしました。
そして 私が肯定できるように、すごくやさしいヒントを残していきました。
自分の都合のいいように解釈するつもりはありませんが、そう感じます。

理由は、初花の言葉のない表情や行動です。
最期の二日間、あの子の精一杯の思いを 痛いくらい感じました。

早く浅い呼吸の中で、意識が遠のく中で、最期まで私を気遣ってくれました。
初花の もしかしたら私のそれよりも遥かに大きな、私への深い愛情を感じました。

初花は七色に光り輝いて、シャボン玉のように尊く弾けてゆきました。

今まで見てきた誰よりも、強くてやさしい生きる様をみせてくれました。
初花は、本当に凄いです。

朝起きて、ベッドにまでお迎えに来てくれないこと
ただいま。とハグできないこと
桜の丘を一緒に登れないこと
一緒に空を見上げられないこと
じっとみつめてもらえないこと
私の上でうたた寝してもらえないこと

この先私があと何年生きても
どんなに愛しても

もうそこに居ないこと
もう会えないこと

思い知って涙が粒のように落ちるけれど、
いつか初花との何もかもを心の内にしまって
ただ幸せだったと、なつかしむ日がきてくれますように。

 
初花の最期を知って下さい。
少しずつ、報告させて下さい。


※ 報告できずにいる方々、このブログを通してご報告させて頂きます。

私の愛する人たちへ
# by black-dolphin | 2010-07-18 15:50 | ご挨拶

贅沢な洗濯風景

パラオに滞在中、毎日この風景を眺めていました。
海で明日も使うモノたちを手洗いして、洗濯干しをします。

海からやって来る風を感じて、やはり幸せな気持ちになります。
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# by black-dolphin | 2010-06-20 12:16 | 空跡