目指すのは「unique」な音。 大切なのは、日常。                                               
by black-dolphin
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夢見

最近立て続けに、同じ夢を見る。
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初花がこちらを見やりながら、私の前を歩く。
知らず内にどこかで見た惨状の中に、私は辿り着く。

そこは、まるで静寂だ。
時折、鳥の声やヘリコプターの音がする。

埃っぽい風の中、胸騒ぎがする。

少し離れた場所で、初花とは違う生命の灯火を感じる。
泥にまみれ、傷ついた猫がとぼとぼ歩き、弱った犬が精一杯佇んでいる。

亡骸に、「守ってあげてね」と朝夕祈る日々。
彼女が空を辿って、見せてくれた現実なのだろうか。

夢と現実の狭間で、私は同じ心を配っている。
by black-dolphin | 2011-04-05 19:13 | 和の話

点と線

それは確実に、誰かが私に教えてくれた点だった。

あの日あの時間、私は海の近くに居た。
延々と警報が響いていた。

私には、まるで実感がなかった。そこからは、海が見えなかった。

大阪へと帰るバスの中、ラジオから聴こえた情報に少しの心配が生まれた。
家に帰ると、信じがたい映像が延々と流れていた。
朝まで私は、その映像から眼を離すことが出来なかった。

散りばめられた点々が、いっぺんにつながった。
辛く厳しい現実を知った。

道ばたですれ違う誰かを見ても、確かに感じた。
みんなどこかに、私と同じ感情を以っているだろうと。

生まれてはじめての感覚だった。
哀しいかな、皆と繋がっている感覚を絶対に感じた。
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この8ヶ月間、私はある存在のことだけを思い続けた。延々と。
深い深い暗闇で、しゃがみ込んでいた。ずっと。
記憶が色褪せかけたころ、それは再び押し寄せた。色濃く波のように。
立ち上がって、歩き出さなきゃ。でもそれにも増して離れ難かった。

ひとりぼっちになる寂しさ恐怖
誰に対するものか判らない嘆き
ただただ溢れる涙
途方もない無力感

楽しく幸せだったこと辛く苦しかったことが、とめどなく脳裏に映る。
遺影や記憶の前で、ただただ胸がぎゅうぎゅう締め付けられる。
ストックのドックフードが空っぽになった日、終わりを感じた。
何もかもが色褪せて、自分こそが罪だと感じた。

旅をしても
海を潜っても
美味しいものを食べても
あったかいお風呂に入っても
空を見上げても

幸せを感じない。

祈るなんてできなかった。
祈ることって何だかわからなくなった。
初花が離れていかないように、私は抱き締め続けた。

そんな時、遠くからあの声がした。
それで私は、ようやくちゃんと見上げた。
それは辛く厳しい現実だけど、私を暗闇から引きずり出した。

これまで生きてきた中で、一番尊いものを失った“いたみ”をちゃんと知った存在として。

だから私は想像を遥かに超えて、反応し感じられた。
私はあの人たちやあの存在に、恩返しをしなきゃならない。

時間は流れてゆく。
本当に不思議な流れにのってゆく。
by black-dolphin | 2011-04-04 23:58 | 和の話

無言のまま祈りをささげる

現実は、辛く厳しい。
自分なんてちっぽけな存在だと実感する。

電波にのって、現場の惨状や声が届く。
私の琴線に、それらが触れる。
私が感じたあの空気や感情と重なってゆく。

そしてそれはあらゆる雫となって、内外へと落ちてゆく。
この8ヶ月どうしてもできなかった祈りの心が、私の中に再生した。

生まれるとき
生まれないとき
生きることを終えるとき
生きるとき

共通して、そこに言葉はないのだと思う。
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無言のまま私は祈りをささげる。
黙祷_。
by black-dolphin | 2011-04-03 18:55 | ご挨拶