目指すのは「unique」な音。 大切なのは、日常。                                               
by black-dolphin
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Spiritual pain

私は、ずっと大切にしていることがあります。

それは、どんな存在に対しても真摯に向き合うこと。
自分の眼できちんとみつめて、心で感じて、判断すること。
そして、それが間違いでないように言葉で伝えること。

私は本来、自分に自信なんて全くなく、コンプレックスの塊でした。
人の言葉に、行動に、すぐ勝手に傷つくことが多かったし、
どうしてそんな言動をするのだろうと、疑問や不満ばかり感じていたように思います。
そして自分も、どうしてこんなにも魅力がないのだろうってばかり考えていました。

でもいつからだろう。
私は私でしか生きられないんだと気づいたとき、私こそ大切にしなくてはと変化した。

きっとその瞬間から、私の世界は変わっていった。
心が楽になって、私を育てることに集中できるようになった。

私とは違う「誰か」をも大切に思いたいと、そういう心が持てたように思います。
この仕事に幸運にも就け、日々大切なことに気づかされ、医療者の一員となりました。

でも世界で一番大切で、救われなくちゃならなかった命を、私は救えませんでした。

自分が今まで築いてきた、知識や看護を活かすことができなかった。
それはどんな理由が絡んだとしても、私はきっと最善を尽くせなかった。
それに気づいているから、私はそれを「罪深い」と感じてしまうのです。

私はこの5ヶ月間、今までにないほど傷つきました。
心ではなく、もっと深い霊的な場所で。

人を非難したり、悪く云うことは本当に好きではありません。
こんなことがあっていいのだろうかと、何度も自問します。
傷ついたあの霊的な場所で、相手を責めたい感情が生まれてしまいそうになります。

私は、「怒」に似たこの感情を、なかったことにしたいです。
正直この汚い感情は、認めてしまうことが怖いし、云いたくもない。

でも私に足りなかったのは、人間にとって必要な大切な感情。
そんな感情を、初花が身をもって教えてくれたんだと思います。

あんなきれいな存在だったのに。
私なんかのために。

この感情を以って、私は一番の罪深い存在なんだと思いたいのです。
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覚書
by black-dolphin | 2010-08-30 23:56 | 和の話

8月15日、1時15分。

あの感触を、忘れていたつもりはなかった。
それは、いつもの風景だった。

私が、膝を地につけてしゃがみこむ。

初花が、少し離れたところでお座りする。

「ただいま。」と声をかける。

こちらをみて、笑っている。

手を大きく広げると、初花が駆け寄ってくる。

私の身体を、器用によじ登ってくる。

そしてぎゅっと、ハグをする。

初花が、愛おしそうに鼻と喉を鳴らす。

初花とハグする感触を、忘れていたつもりはなかった。
でもさっき、「あぁぁぁぁ。忘れそうになっていたんだ。」と思い知らされた。

その時初花のことは考えず、ただただ眠った瞬間。

忘れないようにと、初花が夢に現れた。

時計の針は、1:15を指す。
秒針は、刻々と進んでゆく。

初花が全てをドンっっと預けてくる、あの感触。
私の内に、絶対的に刻み込まれた。

たった数秒の夢は、きっと初花の仕業だ。
そう私は感じる。
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by black-dolphin | 2010-08-15 01:30 | ウイカ帳