目指すのは「unique」な音。 大切なのは、日常。                                               
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ありあまる富

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椎名林檎 / ありあまる富 | Excite エキサイトミュージック

椎名林檎さん5年半ぶりのシングルです。

色んな魅力をみせてくれる彼女ですが、
あの声が引き立つシンプルな曲が
やはり一番胸を打ちます。

叫ぶような 嘆くような 願うような
そんな声が好きです。まさに歌声という感じ。

私の言葉では到底表現できないことを、彼女はさらりと表現してくれます。
それが端的で、美しいです。
何故なら価値は 生命(いのち)に従ってついている

ここからは私の考えになるのですが・・・。

「富」は、本来は 経済的な価値がある財産のことです。
「生命」は、本来は 科学的だったり客観的だったり外側からみています。

つまりはどちらも、 数(値)やデータで表現することができる「三人称」です。

彼女は、「生命」を「せいめい」と呼ばず、「いのち」と歌っています。
私はそこに彼女の凄さを感じました。

私が思う「いのち」は、関係の中に生きる二人称の表現です。

「富」 という客観性のある表現と、「いのち」 を同じ価値観に並べてみつめる。
そう考えることで、私は最後のフレーズにつながっていきました。

ほらね 君には富が溢れている

私が色んな人々のやりとりを通して、ようやく3年ほど前に気づけたことを
彼女はさらりと歌にしてしまいました。
やはり真面目で、溢れる何かを持った凄い人だと思います。

いつか記事にします、と以前からお伝えしていた「生命といのち」について。
彼女の歌を何度も聴いていて、頭の中にある糸がほぐれてきました。
近日、記事にしてみます。
by black-dolphin | 2009-06-26 09:33 |

カボチャのおしるこ

我が家では夏定番のおやつです。
お客さまにもお出しすると、喜んでもらえるメニューです。
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我が家にはお恥ずかしいながら電子レンジとミキサーがありませんが、
簡単に作れます。

今年こそレンジ買わなきゃな・・・と思いつつ早10年が経ちます・・・。

簡単レシピ
by black-dolphin | 2009-06-21 23:57 | ごはん

同じ夜

出産に立ち会うことは、助産師にとってやはり特別な時間だ。

奇跡の生命を宿し、約10ヶ月間お腹の中で育む女性たち。
私にとってはそれだけでもう神秘的な存在で、でもそこに現実として居るのだ。

彼女と過ごしたあの日、私はもう一つ大切な時間を過ごしていた。
生きる姿を、違う側面で私に見せてくれた。

夜勤が始まって二時間くらい経った時、彼女は陣痛が始まり来院した。
初産で、世間一般では「高齢初産婦」さんだった。

私たち病棟助産師は、お産で来院される時に産婦さんと初めて会うことになる。
彼女とも例外なく、その時が始めての対面となった。

私はできる限り安心してもらえるよう、初めての会話に気持ちを集中させる。
二つの尊い命によくないことが起こっていないか、起こりそうにないかアセスメントする。
みつめて、耳を傾けて、触れて、感じて、もちろん胎児とも会話をする。

その姿を見て、その女性は何とも云えない表情をして一言。
今日が〇さんの担当で良かったです。
若いのに・・・助産師さんが、きっと天職なんですね。


出逢って数分後なのに、私の存在を受け入れてくれたことが嬉しかった。
こちらこそ、こんな若造に大切な命を預けてくれて感謝しますと答えた。

そうこうしている内に陣痛は強くなり、腰をさする私の手も自然と強くなる。
大きく膨らみ、硬くなったお腹に触れながら。

産婦さんは見えないゴールに不安を持ち、一緒に居て欲しい気持ちを表現する。
私にとっては少し見えるゴールに眼を凝らして、彼女にこっちだよと手を叩く。

他の病室からナースコールが鳴り、もう一人精一杯頑張る彼女の元へ向かう。

大きく膨らみ、硬くなったお腹に触れる。
さっきまで触れていたお腹を思い出し、既視感のような感覚を覚える。
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同じ日の、同じ時間、同じ場所で、それぞれの「生命といのち」を見た気がした。

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by black-dolphin | 2009-06-19 20:21 | 和の話

6月或る日

「先生、私このまま死んだりせぇへんやんな?」

忘れもしない、二年前のある日の夕方。
彼女は医師へ、そう訊ねたんだった。

病状は、すでに進行していた。
でも先生は、彼女にこう告げた。

「死なないために、これから一緒に頑張るや。」

彼女の闘病が、その時から始まった。

若い身体は癌の増殖力も強く、なかなか抗がん剤は効いてはくれなかった。
でも絶対に彼女は諦めず、使える薬がなくなるまで闘い続けた。
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「忙しいのに、ごめんな。いつもありがとう。」
彼女に何度、そう云われただろう。

どうしても譲らなかった屋上への散歩時間。
急変のリスクがある彼女には、とても危険な行為だった。
でも初めて一緒に昇った時、私は心の中でとても申し訳ない気分になった。

吹き抜ける風は、こんなにも心地がいいんだ。

「〇さんがここに来たい理由が、私やっと解かった気がするよ・・・。」
そう告げると、穏やかで優しい顔をして彼女は頷いた。
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余命という言葉は好きじゃない。
けれど彼女に残された時間は、もう日にち単位だった。

昨日の夜明け前。
私は彼女と二人っきりで、60分の間一緒に過ごした。

「痛い。お腹が痛い。胸が痛い。ここさすって欲しい・・・。」
「怖い。夜が来るのが怖い。寝るのも怖い。」
「しんどい。全部しんどい。どうしたらいいん・・・。」
「苦しい。お腹が苦しい。息が苦しい・・・・。」

「一人になるのが怖い。ごめんな、忙しいのに。」
「空気吸いたい、空気が吸いたい・・・・。」
「さすってもらうと、ホンマに安心する。」
「ありがとう、ありがとう。」
彼女は何度もそう呟いた。
私の白衣をぎゅっと握り締めながら、すうっと短い眠りに落ちてゆく。

呼吸は規則的で、でも喉の奥でかすかに汽笛が鳴っていた。
意識が戻ると、よく見ればかすかに鼻翼呼吸が始まっていた。

5:21
TVのデジタル時計が一分づつ時を刻むのを、私はぼんやり眺めた。
大きく膨らんで硬くなったお腹を、何を願ったのか私はさすり続けた。

私のその手の動きは、強い陣痛を癒す手の動きと同じだった。

彼女の眠る姿を見て、何だか急に泣けてきた。

死に近づいている彼女を見て悲しくなった訳じゃない。
今日もこんなにも生きてるんだと実感した。

いつの間にか夜は過ぎ去って、窓の外からチュンチュンと啼く小鳥の声がした。

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by black-dolphin | 2009-06-15 22:02 | 和の話

魔法のガム

与那国の旅も最後となりました。

帰りの車内でのこと。
助手席に、5才くらいの女の子が座っていました。

車が空港へと動き出した頃、女の子が振り向きました。
そして私たち一人一人にガムを配り始めたのです。

最後の一人、渡す前に女の子の配る手が一瞬止まります。
手元に視線を落とすと、そこにはあとガムが一枚だけ。
そしてその手はまた動き出し、一人旅であろう男性に手渡されました。

女の子は、私たちにエールを贈ってくれました。
「みんな、頑張ってね。」
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ガムの空ケースが残った小さな手と、何とも云えない清々しい笑顔を見て
こういう無償のやさしさが好きだなぁ、としみじみ思いました。
by black-dolphin | 2009-06-13 05:29 | 旅日記

島巡り

最終日、少し早起きをして与那国島巡りをしました。

風力発電のある、東崎(あがりざき)展望台。灯台もありました。
天気が良い日には、西表島が見えるそうです。
さすがは風の島、北風が強い強い!
風を力にするために、ゆっくり大きく回転する姿が印象的です。
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今回ご一緒させてもらった仲間たちです(別名、問題児軍団ともいう(笑))
この中には私の大好きな那覇の友でありダイビングの師匠、Mちゃんもいます。
Mちゃんには、今回も大変お世話になりました!
皆さん背が高くスイスイと歩いて行くので、Zizi はどんどん遅れてます・・・。
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島で親しまれている、立神岩です。神の岩と呼ばれているそうです。
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Dr.〇〇ー診療所が撮影されていた場所です。
私がこういう場所へ行くの、珍しいでしょ?案の定、ドラマは知りません・・・。
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診療所の前に広がる景色です。
私が立派な産婆さんだったなら、開業したいくらいの素敵な海色と砂浜です。
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日本最南端、西崎(いりざき)展望台です。
こちらは天気が良い日には、台湾が見えるそうです。
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波が青い、そして高い。与那国らしい海です。
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この後、久部良バリという場所へも行きました。
夕陽の見える丘らしく、見晴らしの良い場所でした。
でもここには、悲しい歴史が在りました。
昔人減らしのために、妊婦さんが連れてこられ岩の裂け目に落とされた場所だそうです。

どんな島にも様々な歴史があり、その度に私は切ない気持ちになります。
でも教えられて、知ってよかったなと、いつも必ず思います。

与那国は、風の島。光と影の島。そんな印象です。
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by black-dolphin | 2009-06-10 23:40 | 旅日記