目指すのは「unique」な音。 大切なのは、日常。                                               
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38+2 の経験値

昨日映画のカテゴリを開いてみて、唖然としました。

・・・・・今年このカテゴリ、ぐるりのことしか書いてない・・・・・

昨日、手帳やノートをめくってみました。
2008年映画館へ足を運んだのは、何と38回。
そして今年観にいこうと上映日を待っている作品が、あと2つ。

何にでもそうだけれど、おもしろい/つまらないで終わりたくない。
私はとってもあまのじゃくで、それだけで済ませたくない気持ちがあります。

38の物語を観て、
日常では到底できない感情を体感でき、何らかの形となって体内に吸収。
映画は、やっぱり自分にとって欠かせないものです。

私は、自分でも驚くほどの忘れん坊です。
その時々に感じて思いついたことを、ノートへ記します。
そうしないと、その時に感じた感情まで忘れていってしまう。

映画を観た後に。
喫茶店の片隅でコーヒーをずずっとすすりながら、
青空の下をてくてく歩きながら、
電車にカタコト揺られながら、
しとしと降る雨音に耳を傾けながら、
就寝前のベッドの上でゆらりとしながら、
夜明け前に机にしんしんと向かって―。

思いつくままに書き綴った、文章や言葉が記してありました。
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部屋には、すぐ記せるように書きかけのノートがスペース毎にあって。
こうして12月の大掃除の時に、ゆっくりページをめくるのが年課のようになっています。

昨年の末、クリスマスプレゼントに手帳を頂きました。
カラフルなペンと一緒にそれは、私のナースステーションに届けられました。
手帳をうまく使いこなせない私にも使えるように、フリーで書ける面白い手帳でした。

毎日ぎっしり書くことは、残念ながらできなかったけれど。

今年も、その手帳をもうすぐ届けます。との知らせがありました。
旅日記、映画/読書感想文、レシピ、ウイカ帳、お産録、さてどれにしようか。
日常をいっぱい記した手帳を、来年こそはもう少し実現させたいな。

その手帳が、映画や読書カテゴリの充実につながればいいな、と思います。
今年の反省の意味も込めて。
by black-dolphin | 2008-12-21 12:59 | 映画

馳せる月

あっという間に、もう12月。師走です。
中学で「旧暦を覚える」というのがあって、爺ちゃんに聞いた記憶があります。

走るように去っていくから、
四季が果てる月だから、
馳せる月だから、

旧暦を考えた古人は、本当に素晴らしい感性を持ってらっしゃる。
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この季節はいつも慌しく過ぎ去ってゆくけれど、ふとした光が一瞬足を止めてくれます。
そうそう、走りっぱなしでは駄目でした。
by black-dolphin | 2008-12-19 11:54 | 花と樹

恩人に会う

私がブログを始めたのは、2006年の4月。
記事にするテーマは、ごく日常の一コマの出来事たちだった。
今でもその内容は変わることなく、日々心に浮かんだことを記事にする。
もうすぐあれから3年がやってくる。

こんなマイナーブログなのに、何人かの方はいつも覗きに来てくれる。
コメントしづらい内容であっても、足跡を残していってくれる。
私にとって、ここまで続けてこられた恩人だ。

そんな人たちに、いつか会ってみたいなと思うようになった。

そう思えたのは、昨年の夏。
私はブログで親しくさせていただいている、ある人に会えることができた。
そして彼女のおかげで私は、私が大切に思う人々に会いたくなった。
家族、友だち、師匠、
助産師をしていて出逢えた人、
海を通じて出逢えた人、
そしてブログを通して出逢えた人
みんなにとても会いたい。会って眼をみて、あんな風に話がしたいと強く思った。
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その一人が、asiaxさんという人です。
IDはかなり怪しげ(笑)ですが、いつも温かいコメントを残してくれるお兄さんです。

東京に急遽研修が決まったある日、迷いなくお誘いしてみました。
なんと彼は、こころよく了承してくれたのです。
(半ば、強引/強制だったという話もあります・・・。)
大切な休日の夜に、私の晩御飯に付き合ってくれました。

ブログでも十分伝わりますが、彼はとてもシャイな人でした。
そして想像以上に優しい物腰で、とても素直な人でした。

驚いたことは、私が反応した記事をよく憶えていてくれたこと。
それにまつわる本や刺繍などを、わざわざ持ってきてくれたのです。

特に刺繍には感動しました。
あんなに細かく、立体的なものとは思いませんでした。
何より、ここまで持ってきてくれた気持ちが嬉しかったです。
そして美しい藍色をした1枚のコースターを、お土産に とくれました。

「不器用なもので・・・」と申し訳なさそうに何度も仰られていたのが、印象的でした。
私は、沈黙が全く気にならない質(マイペースで空気が読めないとも言う)なので、
あえてasiaxさんが話すまで じっと待って、少し意地悪なこともしました。


アジアを愛していて、人々と色んな交流をされていることに、すごく納得できました。

彼を見て感じたのは、日本だけに留まるのでは勿体無いということです。
アジア本来の、芯のやさしさや温かさを持った深い人です。
私のやさしさは偽物かも知れない・・・そんな圧倒感でした。

日本はもちろん世界中の人に、彼の見てきた風景や人たちを知って欲しい。
世界遺産にはない、アジアの素晴らしさの有形/無形を発信して欲しい。
もっともっと輪が広がって、和になって欲しい。
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いつの日か、「asiax を囲む会」ができる日を願っています。
皆さん、ご参加されませんか?

まだ知らない方は、是非こちらをご覧下さい。
by black-dolphin | 2008-12-09 10:21 | 和の話

ひとつ星

なりたい姿を夢をみて願うことは、誰にとっても自由だと思う。

自分が小さな少女だって、幼稚園の先生になりたい。
たとえ下手だって、歌って踊れる歌手になりたい。
アフリカを駆け回る、逞しい助産師さんになりたい。
人を美しく幸せにする、美容師さんになりたい。
子どもたちを救えるような、やさしい看護師さんになりたい。
和の時代を知り尽くす、日本史学者になりたい。
イルカと友だちになれるように、海を自由に泳げる人になりたい。
地球の青い空や海や木々を写す、カメラマンになりたい。
広大な宇宙をみつめる、天文学者になりたい。

私が夢みてきたことは、ざっと思い出してこれくらい。
子どもの頃に描いた夢たちは、今でも私の内(なか)で何かしら存在する。

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人生初の転機は、あの人と出逢った10歳だ。
世界中 特にアフリカ大陸とアジアを旅するのが大好きな人だった。
彼女の教育は、10歳の私たちに「心を教え、育てる」ことだった。

1クラス5~6つのグループを作り、その名は必ず世界中の国々の名前。
そして自分の国(グループ)を段々と好きになり、みんなに教えてあげる。
(ちなみに私の所属グループで記憶しているのは、カナダ/ネパール/ジパング/ビルマ)
机は前を向いて整列はせず、いつもそのメンバーたちと向かい合う。
日直者はその日に感じて思ったことを記して、先生が返事する。
授業は世界の話で脱線気味。(でもノルマはいつもクリア)
宿題は、全くなし。
給食は、残飯ゼロにする。
できないことは、全員ができるまでやる。
堪忍袋という巾着袋が吊り下げられていて、私たちは戦々恐々。
放課後は、屋外にてグループ活動あり。

先生のいつも口にする言葉は、厳しくてでも温かかった。
「私にぶつかって来なさい!」
「明日やろうなんて思ってたら、本当にもったいないこと。」
「ちゃんと心で考えなさい。」

先生やみんなと、本当にたくさんの言葉を交わした。
自分と、自分とは違う存在を考えた。
たった1年で、視野をめいっぱい広げてくれた。

12歳になった私は、強くてやさしい人になりたいと心底願うようになっていた。

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これは先生からもらった、ヒマラヤ山脈をバックにした星空の写真。
その頃からカメラにとても興味があって、星も好きだった私。

日本と違って夜は真っ暗やから、星が瞬くの。
シャッターをひろげたままで、その星たちが動く姿を撮ったんやよ。
あの一番星を中心に、星はまわってる。
北極星は、昔からいつも変わらず同じ場所にいてるの。
あの星は地球のどこにいても、きっと見つかる。
あの星を目指して、ず~っと歩いてゆくと
いつかあの星が真上に見える時がくる。
そこが地球のてっぺんにある、北極なんやよ。


その頃から少し風変わりな私に、先生はそう教えてくれた。
人と違うことに興味をもって好きになるのは、決して悪いことじゃない。
自分がコレだと思えるものがみつかるなんて、素晴らしいこと。
Ziziは負けず嫌いなんかじゃないの。自分に負けたくない負けん気が強いだけ。
それは、とっても凄いこと。

何度となく、そう言われたっけ。
ひとつ星をみつける度に、あの言葉たちを思い出す。

そして現在、私は回りまわってとても不思議な糸にひかれ、助産師になった。
その事実を、先生にゆっくりと語れる日がいつかやってくるだろうか。
by black-dolphin | 2008-12-01 22:40 | 空跡