目指すのは「unique」な音。 大切なのは、日常。                                               
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カテゴリ:和の話( 99 )

悩みドコロ

人並みに服が好きです。
今流行りのオシャレさんではありませんがね。

服を整理しようかと重い腰を上げてはいるのですが、避けて通れない時がやってきます。
愛着ある服が顔を出すと、途端に手が止まってしまいます。
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私が着るにはもう小さくなってしまって、どう考えても外に着ていけない。
...いやいや、家で着るにも窮屈だわ。
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MADE IN INDIA と印され、ブルドッグが可愛らしいタグ。
改めて見ちゃうと、私は一人悶えてます...
by black-dolphin | 2014-05-02 18:19 | 和の話

夢の色

小さな頃、毎日夢を見ていた気がする。
それもあまり楽しくない夢が多かった。
眠る前に正座をして、神様仏様に「今夜は見ませんように」とお願いしてたくらい。

いつも決まった場所。
知らない公園でピエロが現れる怖い夢ー。

セピア色の世界。
真っ赤な傘をさして歩いてゆく自分。
その様子を少し上から眺める夢ー。

二次元と三次元が混じり合った世界。
ただ歩き、最後に絵に描いた紙のような花を摘む。
そしてトンネルを抜ける。
ギラギラ空が光りだすと、頭上ギリギリまで宇宙船が降りてくる夢ー。

決まって何度も見た夢がたくさんあった。
そして何度も見る夢は、少しずつ続きものだったり。

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昔は赤いフィルターがかった夢が多かった!
最近は、青みがかったこんな感じがホントに多いです。
by black-dolphin | 2014-04-21 22:51 | 和の話

桜の旋風が吹いた

丘に立つ桜の大樹も、もうすっかり葉桜になりました。

当たり前のように毎日通っていたあの道は、あの日から足を運ぶことはなく
一緒に見上げた最後の桜が、眩しい記憶のまま刻みついているような気がしていた。

心機一転、新たな一歩を踏み出すこの春に―
ようやく、ただ桜を愛でる目的で桜の丘に行けそうだ。そう思った。

夕焼け染まる桜をみるのが、大好きだった。

丘のてっぺんで、幸せそうなカップルが座っていた。
私は丘に登ることなく、何気なく桜の樹下を歩く。
そしてまだ満開前の桜を見上げた。
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カメラのファインダーを覗いた瞬間、今自分が無心だったはずで判らなかった奥底から
それは波のように眼の奥に押し寄せてきた。
私がこの眼でみて焼き付けた、無数の映像と記憶だった。

それは、彼女と見上げた桜であり、
それは、最期の夜にみたあの表情であり、
それは、彼女がくれたあのどうしようもない感覚だった。

零れないのが不思議なくらい、眼に大粒が溢れた。
「あ、零れてしまう。」

その瞬間、つむじ風がびゅうっと大きく吹いた。
桜の花びらが吹雪き、大きな粒は眼に見える形で風がさらって行った。
それは、とても小さなシャボン玉のようだった。

風が止むと、私はあの哀しくて締めつけられる感覚が一瞬消えていて
きっと風だけではなく彼女の仕業だろうと、当たり前のように思った。
by black-dolphin | 2013-04-23 22:45 | 和の話

重なる

昨日は、2014年ブラジルW杯サッカーのアジア最終予選でした。
残念。

この広い青空を眺めて、今どんなことを思っているんだろう。
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勝つ
勝ちたい
勝たなきゃならない

負けない
負けたくない
負けられない

時間、天気、運
知識、技術、情報分析
判断力、実践力、応用力
才能、努力、成長
体格、体力、体調
精神力、魂、意識
直感、想像、思考
恐怖、緊張、苦悩
興奮、感動、喜び
経験、誇り、自信

同じ勝負でも、いろんな感情が交錯して一人ひとりが自分と向き合う。
自分をいかに信じて立ち向かうか、常にそんな状況で闘っている。

サッカーを観ていると、言葉はないのに要素がガンガン見えてくる。
あの青い人たちから、それがガンガン伝わってくる。

サッカーって、やっぱり重なるなぁ。
by black-dolphin | 2013-03-27 17:05 | 和の話

還暦

母が60回目の誕生日を迎えました。
還暦です。
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今まで深く考えたことがなかったけれど、
再び生まれた干支に帰るらしい。

六つの十と、一日。
端なく環のように、十二支がまわり巡る。
そのリズムの間で、還ることなく生きて行く。

母のように無邪気で明るく逞しくなりたいなぁ。
by black-dolphin | 2013-02-08 17:04 | 和の話

養生の後

慣れないTDLに洗礼?(笑)を受けたのか、帰ってから寝込みました。
私には珍しくアイドル並に人と会う予定があったのですが、それも2日で断念!

予定をキャンセルして、ひたすら安静にしました。
10月いっぱいは、養生で終えました。

11月初め。
マスク顔でごほごほと咳しながら、バスに乗り込みました。
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by black-dolphin | 2012-11-13 22:54 | 和の話

灯しびとの集い

高校時代からの親友が誘ってくれました。

自分が住む街で、しかも自転車で行ける距離。
こんなに素敵なイベントが毎年開催されていたとは!
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これは、行列のレモネード屋さん。
もうこの名前だけで、嬉しくなってしまった。

売り切れかもと示唆されつつ、並びました。
で、最後の一杯をゲットできました!
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友だちのリクエストにより、飲み干す前に撮りました。
友は、ピンクグレープフルーツ
私は、すだち

すだちシロップを作ってみたい。
そう思ったくらい旨かった!
by black-dolphin | 2012-10-27 23:20 | 和の話

何だか寝つけない夜だった。
そうかと云って、寝苦しいわけでもなくて。

水面の波紋のように、静かに揺れ広がるような感じ。
そのような心の揺れを感じた。

静かな朝を迎えて、このまま一日を始めようとした頃
親友から連絡が届いた。

「Aさんが、○時○分に永眠されたよ。」
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生きることは困難でもあること
でも諦めないこと
さまざまな恐怖と苦悩
人に対する温かい言葉
明るさ
可愛らしさ
患者ではなく、本来の姿を知る大切さ
生きることは強く儚いこと

彼女から感じたこと教えられたことが、廻 (めぐ) った。

「Aさん、ありがとうございました。」
「また、会おうね。」

光が差す静かな朝、夜明けの波紋が鎮静した。
旅立ったひと雫の命に、水鏡のように祈った。

More
by black-dolphin | 2012-10-07 06:59 | 和の話

生きていることって、糸のようだと感じた。

先日、四十九日で久しぶりに般若心経を耳にした。
昔からお世話になっている僧侶さまで、私は眼を閉じて傾けた。

叔父を思い出そうとか、感傷に浸ろうとか気持ちはなく
眼前の世界から、ただ自分が離れたかった。

般若心経は、昔からとても耳慣れていた。
それを唱える声も、意味も、知ったものだった。

眼を閉じた世界で、心経だけが降ってくる。
それは宇宙のような世界で、ぽつんと居る感覚になる。

意味なんてそこには無いはずなのに、数珠を握った手にぽろぽろ落ちた。


叔父がこの世から、突然居なくなった。
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私には、それだけで十分な衝撃だ。
でもそれだけでは済ませてくれない処からして、彼の死は重い。

叔父の最期は、私がいつも看取ってきた“いのち”とは違っていた。

糸が突然、他の力でぷつんと切られた。
無意識で手繰り寄せたものか、はたまた他人の懸命な努力なのか
彼は、“生命”を 辛うじてつなぎとめた。

機械の力で、呼吸だけしている時期があった。
彼は今、この世にいるのかあの世にいるのか、私は頭を抱えた。
知識と感情が交錯しまくった。
眼の前にいる彼に声を掛けることに、考えた。
予想するリミットで、彼の呼吸は停止し心拍動も止まった。
死因が不明だと、解剖に連れて行かれた。
そこは、以前学生の時に見学に行った解剖室だった。
帰ってきた彼の体中に、想像通りの傷跡が残った。
葬式で最期の言葉をと云われ、何にも声が出なかった。
誰かが頭を撫でると、ずるりと皮が動いた。
骨になった姿の方が、逆に胸が苦しくなった。

いのちを絶たれること
救命
脳死
生命維持
呼吸すること
心拍があること
意識


解剖
傷跡
家族、遺族
父の涙
もう二度と話せないこと
生きること
生きているということ

スーパーナチュラルなことだと思いたい。
これが、彼の人生だったんだと、心の底から納得したい。

でもそれは許されず、何かによって引き起こされた事態だ。

生物的なことが
叔父自身が
誰かが
時が

本当の事って何なのだろう。
知りたい衝動に駆られるけれど、それは空に消えてゆく。

感情や、会話や、思いや、時は、眼に見えないこと。
人の命は、そんな儚いつながりで、よこ糸のようにつながってゆく。

彼の死を通して、それをありありと見せつけられた。

彼の優しさ、思いやり、正義感、まっすぐなトコ。
それが死につながった。

彼の死を通して、彼の生きてきた証が見えた。

爺ちゃん婆ちゃん水子さまのお墓が、ピカピカだった。
誰も見ていないところで、きっと彼が通っていた。

独身男の部屋は、想像とはかけ離れて整頓されていた。
あぁそうだ、彼はきれい好きだった。

生きていた跡、全てが尊かった。

彼との会話や思い出は、山ほどある。
でもそれは私にとってのよこ糸で、不思議と涙は出ない。

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彼が通った道
生活した部屋
囲まれた山々
見上げた空

眼に見える全てが、尊く感じた。

その時
今まで解らなかった本当のことを、彼に教えられた気がした。

それは、たて糸のようだった。
私の身体のたて糸になった。

僧侶の心経が、彼からの教えにつながった。
見えない糸が、紡がれた気がした。
無意識の中で生まれた何かのせいで、ぽろぽろ溢れてきた。

はかりなき命に、胸がぎゅうぎゅう啼いている。
by black-dolphin | 2012-10-04 00:45 | 和の話

疾走

看護学校3年、
看護師1年、
助産学校1年、
看護師助産師13年と半年間。

今日、初めて振り返った。

約19年。何かに捧げてきたんだ。

昨日、永年勤務した職場を退職した。
厳密に言えば、9月末で退職。
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退職はもうずいぶん前から決めていた。
だけど色んな理由で、この初秋となった。

でもそれはきっと、決まっていた。
そう思う。

退職するひと月前に、大好きな叔父が
この世を去った。

それは、あまりにも突然すぎた。

父の弟で、私が独立するまで一緒に共に暮らした家族だ。

看護助産を選ぶことを、初めから喜んでくれた貴重な人。
確実に、自信と勇気をくれた人。

お爺ちゃんになったら、必ず面倒みるからね。と約束した人。

旅立った後に、みんなから教えられた。
酔っぱらった時に、いつも嬉しそうに云ってたよ、と。

もう一度話したい人が、また一人。
このやりきれなさは、慣れないなぁ。

Zizi頑張ったね。
彼が生きていたのなら、そう云って笑ってくれただろうか。
by black-dolphin | 2012-09-19 15:52 | 和の話