One Octave
2021-06-24T22:55:00+09:00
black-dolphin
目指すは「unique」な音色。大切なのは日常。
Excite Blog
コノハとの出逢い
http://oneoctave.exblog.jp/30523899/
2021-06-02T17:00:00+09:00
2021-06-24T22:55:00+09:00
2021-05-15T07:17:25+09:00
black-dolphin
コノハ帳
早朝誰も居ない静かな通りで信号待ちをする時、
帰りの電車を待つ時、
ほんの少しのタイミングで心が揺さぶられた。
どれくらいの時間を積み重ねただろうか。
それは終いには奥底に到達した。
何げない時間にもう心揺さぶられることはなくなった。
けれど、まだ納められていない部屋の隅にある小さなお骨を抱きしめると、自分でも訳分からないくらいに魂がぐわっと揺さぶられ、2秒で泣けた。
その頃の私は、ドライブにちょうどよい距離感のある実家へとよく脚を運んだ。
そこには初花と同じ年に生まれたワンコが元気に暮らしていた。
真っ白透明な髭になったワンコさんを見て、見えなかった未来の初花を想像したりもした。
元気に駆け寄ってくれる無邪気な笑顔。
めいっぱいオモチャで遊び、破壊力抜群で躍動する姿。
それらの時間に、私は癒されていた。
気分はもう叔母さん気分で、実家に帰る前には大好きなおやつや一緒に遊べるオモチャを購入しにお店へ向かうのが習慣になった。
そこにはワンコたちが次々と生まれ、それぞれがよちよちと歩き、ぷくぷくと眠る。
純粋に可愛らしいなぁとほっこりはするけれど、感情はそれだけ。
そこに面影を感じるようなないような、特別な感情やイメージが生まれることはなかった。
そんな何気ないある日、その中に彼女はいた。
眼に留まったのは、黒犬さんだったからだと思う。
小さな小さな身体を丸めて、通り過ぎる人たちに♡の声が挙がる。
よちよちぷくぷく、同世代のワンコたちと遊んで眠る。
訪れる度に彼女は成長し、あの声が彼女に向けられることはもう無くなっていった。
新しい職場で仕事に追われていた日々、久しく行けなかった旅に出る直前の初夏だった。
眼に留まったあの彼女の姿は、もうそこにはなかった。
その姿は、あの頃の面影がないほどに見違えていた。
よちぷくコーナーから外れた、私が初花と出逢った同じ場所に座っていた。
狭いスペースの端っこに座り、まるでお酒のアテにもするかのように、トイレットペーパーをむしゃむしゃとしがんでいた。
私は一人その前に佇み、大きくなったその子を暫く眺めた。
上から私を見下ろして、見上げる私を眺めている。
彼女の表情からは何の感情も伝わってこなかった。
始めはその退屈そうな姿に思わず笑ってしまったけれど、見つめていると今度は切ない感情が生まれた。
彼女の今写る世界に、色はあるのかな。
生き様を見せてくれた初花の姿がフラッシュバックし、彼女がくれた鮮やかな時間がタイムリープしたかのように一気に甦ってくる。
過去へとどんどん初花が幼くなっていき、退屈そうに佇んでいたあの頃の黒犬さんが見えた。
見えた瞬間、無表情の黒犬さんが眼の前に重なった。
どのくらいの時間だったのか。
私はその間、どんな表情をしていたのか。
我に返ると、眼の前には静かに佇む黒犬さん。
もうトイレットペーパーをしがむのは止め、ゆっくりとした瞬きをしてこちらを見つめていた。
「一緒にお家に帰りますか?」
そう彼女に告げると、偶然かな彼女はハッとした表情になり、透明の隔たりに向かって前脚をかきかきとさせた。
この流れは全くのノープランだ。
数日後、私はプラン通り旅に出た。
旅路の中で、あれは現実に起こったことなのかな。
そんな風にも思えた。
旅から帰り陽に焼け見違えた私の姿を見て、彼女は憶えてくれているだろうかと、胸を逸らせて車を走らせる。
私にとって大切な出逢いは、いつでも突然降ってくる。
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繋ぐ
http://oneoctave.exblog.jp/30468519/
2021-03-25T17:03:00+09:00
2021-06-02T17:04:19+09:00
2021-03-25T17:38:33+09:00
black-dolphin
和の話
あの存在を、一度も忘れたこともない。
日常が崩れたあの日から、カメラに収める日々は遠のいていき、言葉を紡ぐことも無くなっていった。
大切な存在を無くすということは、そういうこと。
日常が失われることは、眼に見えない全てが変わるということ。
この6年で唯一向上できたことは、助産師としての考える力や技と術。それだけのような気がする。
小さな規模の職場で、日本の大都市であっても人や物がない場所で、いかに最善を志すかを考える日々だった。
夏休みどころか、3連休とも遠くご無沙汰な日々で、旅することはコロナ禍以前から遠のいてしまった。
消えてしまった日常と旅すること。
失ってしまってから、あの日々の尊さが眩しくなる。
ようやくご縁をもらって、少しずつ歩み出す。
私は自分のために生きたいと思いながらも、利他的な存在がないと生きていけないのかも知れない。
ここでは書けることと書けないことを区別し始めてしまった。
彼女はそう綴る。
私が6年ものブログ空白の時間、彼女は日々を写し、日々の感じを残してくれた。
たまに閉じられた時、私は少し慌てた。
連絡を取るわけでもなく、毎日ではないけれど、ふとあの人の生存確認をしに行く場所だったから。
書けることと書けないこと。
、とてもよく解ります。
あなたの眼に写ったものと、その言葉のかけら。
そして誰よりもそれを継続する尊さ。
胸をぐっと掴まれます。
私の支えであり、小さな灯り。
あなたに聞いてほしいことが、まだまだたくさんあるよ。
だから、私が繋げなくちゃ。
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また、始めよう。
http://oneoctave.exblog.jp/30249189/
2020-10-09T16:13:00+09:00
2021-06-02T17:04:38+09:00
2020-10-09T16:51:55+09:00
black-dolphin
ご挨拶
それぞれが動き出す、2020年。
新年が始まった頃は、当選したメールを何度も確認しては
その日を想像し1人胸踊らせていたなぁ‥
2020と近未来的な数字に感化され、今年は何か始まりの予感がした。
想像とは違う日々。
仕事上、例のウイルスとは切っても切り離せず、自宅と職場との往復。
未知の存在に初めて感じる恐怖。
色んな人の言動にやるせない日々。
それが延々続く日々の連続。
大切な人や友だちにも会えない日々。
大好きな場所に行けない日々。
笑いあったりハグも出来ない日々。
何かが崩れて、何かを失った気分。
そんな中、ずっと心の支えは一匹のワンコ。
ここから離れている間に迎えた、2代目さん。
笑顔で散歩してる2代目さん。
日々辛いことも、何でもないやーと思わせてくれる。
楽しみだった日々は一先ずお預けだけれど、
大好きだったフットボーラーも移籍してしまうけれど、
いろいろ考えちゃうと涙が出そうになるけれど、
変わってしまった世の中にも慣れてきた今。
埃が被ったこのブログを再開しよう。
そう思えたある日。
私は相変わらず、基本は前向きでマイペースだ。
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豆
http://oneoctave.exblog.jp/22638869/
2014-05-18T18:06:00+09:00
2014-05-18T18:19:05+09:00
2014-05-18T18:17:10+09:00
black-dolphin
ごはん
春野菜は、生き生きと何かを放っている。
身体が自然に欲するような気がする。]]>
悩みドコロ
http://oneoctave.exblog.jp/22546195/
2014-05-02T18:19:00+09:00
2014-05-02T23:22:09+09:00
2014-05-02T18:37:14+09:00
black-dolphin
和の話
今流行りのオシャレさんではありませんがね。
服を整理しようかと重い腰を上げてはいるのですが、避けて通れない時がやってきます。
愛着ある服が顔を出すと、途端に手が止まってしまいます。
私が着るにはもう小さくなってしまって、どう考えても外に着ていけない。
...いやいや、家で着るにも窮屈だわ。
MADE IN INDIA と印され、ブルドッグが可愛らしいタグ。
改めて見ちゃうと、私は一人悶えてます...]]>
夢の色
http://oneoctave.exblog.jp/22485681/
2014-04-21T22:51:00+09:00
2014-05-02T23:20:38+09:00
2014-04-21T23:07:23+09:00
black-dolphin
和の話
それもあまり楽しくない夢が多かった。
眠る前に正座をして、神様仏様に「今夜は見ませんように」とお願いしてたくらい。
いつも決まった場所。
知らない公園でピエロが現れる怖い夢ー。
セピア色の世界。
真っ赤な傘をさして歩いてゆく自分。
その様子を少し上から眺める夢ー。
二次元と三次元が混じり合った世界。
ただ歩き、最後に絵に描いた紙のような花を摘む。
そしてトンネルを抜ける。
ギラギラ空が光りだすと、頭上ギリギリまで宇宙船が降りてくる夢ー。
決まって何度も見た夢がたくさんあった。
そして何度も見る夢は、少しずつ続きものだったり。
昔は赤いフィルターがかった夢が多かった!
最近は、青みがかったこんな感じがホントに多いです。
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空想
http://oneoctave.exblog.jp/22445677/
2014-04-14T21:22:00+09:00
2014-04-21T22:50:38+09:00
2014-04-14T21:48:38+09:00
black-dolphin
空跡
桜吹雪にも会えなかったな。
色んな事柄がありすぎる。
でも実は、何もない。
沈みかけの太陽が発する光のエネルギー
どこかへと吸い込まれてゆくような雲の軍団
黄金になり、闇夜へと続く空
光と雲
黄金と群青
さらさら流れる、風の音
どこか遠くへとつながっているような一瞬 散歩が日常でなくなって
こんな景色に出会うことは激減してしまったのも事実。
色々あるけれど、本当は何もない。
変わってゆくけれど、変わらない。
空っぽな気持ちとはそういう心の動きだと実感する。
内側で願っていることに、色んなことを後回しにし続けている。
微々たる心の動きは積もり積もり、
いよいよ吐き出さないとラインが見えてきそうだ。
この春、インド洋で一時を過ごした。
ただただシンプルな時間が流れていた。
歌うような優しいあの言葉と微笑みに遭遇した。
朝から眠る直前まで海を眺めた。
甘いクッキーとコーヒーを啜りながら、
さっき見た魚を忘れないように記した。
あの土煙が舞う道で、汗だくになりながら一人で歩いた。
あの日シャボン玉のように弾けていった命
それを眼の当たりにして私は本当の強さや優しさを知った。
けれど私は、何故だかどこか引き裂かれ割られたような
似てるようで似つかない私でいる。
全てを包みたい。
ひとつひとつ片付けていこう。
あの海で出会った沢山の生きる命。
誰も私を知らない場所でただ歩いた時間。
日常から離れて、あの愛しかった日常を取り戻したい。
そう思えた。
ようやっと、素の自分を取り戻す風穴に気付けたような気がする。]]>
さらら
http://oneoctave.exblog.jp/20720769/
2013-07-12T18:05:00+09:00
2013-07-19T01:12:18+09:00
2013-07-13T01:17:45+09:00
black-dolphin
音
初花が逝って、3年目の夏がやって来た―
「さらら」というこの歌は、生前に本当によく一緒に聴いていた歌でした。
初花が空へと還りちょうど5ヶ月がたった晩秋の日、あの時にも流れていました。
眼にみえるものだけが確かではないことを、私は知りました。
眠りの浅い時だと思う
ウトウトしていて 音楽も聞こえるような
初花がお腹の上にのそ、のそと乗ってきた。
眼を開けたら覚める気がして
待っていると、
いつものように寝転んでくれる。
横になった初花のおしりを掌で包み込むと
幸せだった時間が風のように甦ってくる。
その温かさと重みを感じて、ポロポロ溢れだす。
声を堪えて、私は眠ったふりを続けた。
初花が、また来てくれた。
この両手に、確かに感じた。
hana-utaハナレグミ / EMIミュージック・ジャパン
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桜の旋風が吹いた
http://oneoctave.exblog.jp/20328706/
2013-04-23T22:45:00+09:00
2013-04-23T22:51:35+09:00
2013-04-23T22:45:31+09:00
black-dolphin
和の話
当たり前のように毎日通っていたあの道は、あの日から足を運ぶことはなく
一緒に見上げた最後の桜が、眩しい記憶のまま刻みついているような気がしていた。
心機一転、新たな一歩を踏み出すこの春に―
ようやく、ただ桜を愛でる目的で桜の丘に行けそうだ。そう思った。
夕焼け染まる桜をみるのが、大好きだった。
丘のてっぺんで、幸せそうなカップルが座っていた。
私は丘に登ることなく、何気なく桜の樹下を歩く。
そしてまだ満開前の桜を見上げた。
カメラのファインダーを覗いた瞬間、今自分が無心だったはずで判らなかった奥底から
それは波のように眼の奥に押し寄せてきた。
私がこの眼でみて焼き付けた、無数の映像と記憶だった。
それは、彼女と見上げた桜であり、
それは、最期の夜にみたあの表情であり、
それは、彼女がくれたあのどうしようもない感覚だった。
零れないのが不思議なくらい、眼に大粒が溢れた。
「あ、零れてしまう。」
その瞬間、つむじ風がびゅうっと大きく吹いた。
桜の花びらが吹雪き、大きな粒は眼に見える形で風がさらって行った。
それは、とても小さなシャボン玉のようだった。
風が止むと、私はあの哀しくて締めつけられる感覚が一瞬消えていて
きっと風だけではなく彼女の仕業だろうと、当たり前のように思った。
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魔法の一皿
http://oneoctave.exblog.jp/20232511/
2013-03-29T23:09:00+09:00
2013-07-19T00:05:59+09:00
2013-04-01T23:10:07+09:00
black-dolphin
ごはん
「Zizi が帰ってくるんやったら、作ろうか。」
帰る前日に、父がそう言ったそうです。
仕事から帰ったばかり、父はその足で台所に立ちました。
母が先に煮込んでおいたお肉を、魔法のようにビーフシチューへと完成させました。
私が作るように何もかも投入しちゃう代物ではなく、
人参はグラッセされ、新じゃがやブロッコリーは別茹でされています。
(父的には、コンソメかブイヨンで別茹で出来なかったことが悔やまれるらしいです...)
父の作る洋風は、プロだなぁといつも感心させられます。
この才能を私は欲しかったです...
励ましの言葉はないけれど、頑張ってこい!って言われた気がしました。]]>
導き
http://oneoctave.exblog.jp/20215488/
2013-03-28T23:30:00+09:00
2013-04-23T21:56:28+09:00
2013-03-29T00:50:10+09:00
black-dolphin
ご挨拶
自分でもよくみえない心象が何かとつながって、引力のように引っ張られる。
ほんの小さなきっかけで、自分の想像を遥かに飛び越えてゆく。
ぐうたら人間な面の私は、あと1年くらいのんびりしたい気持ちです。
でももう一人の私が、新生児を受け止める「ご褒美」を求めだしました。
_ と云うわけで。
桜満開の頃に、私 助産師に戻ります。
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重なる
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2013-03-27T17:05:00+09:00
2013-03-27T18:19:51+09:00
2013-03-27T17:06:00+09:00
black-dolphin
和の話
残念。
この広い青空を眺めて、今どんなことを思っているんだろう。
勝つ
勝ちたい
勝たなきゃならない
負けない
負けたくない
負けられない
時間、天気、運
知識、技術、情報分析
判断力、実践力、応用力
才能、努力、成長
体格、体力、体調
精神力、魂、意識
直感、想像、思考
恐怖、緊張、苦悩
興奮、感動、喜び
経験、誇り、自信
同じ勝負でも、いろんな感情が交錯して一人ひとりが自分と向き合う。
自分をいかに信じて立ち向かうか、常にそんな状況で闘っている。
サッカーを観ていると、言葉はないのに要素がガンガン見えてくる。
あの青い人たちから、それがガンガン伝わってくる。
サッカーって、やっぱり重なるなぁ。
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if
http://oneoctave.exblog.jp/20127416/
2013-03-11T14:46:00+09:00
2013-03-11T21:44:01+09:00
2013-03-09T17:05:46+09:00
black-dolphin
音
あの日から、すべての事象や思いが生まれ流れてゆく。
無言で祈りを捧げようと黙祷するけれど
瞳を閉じた胸のなかは、まだまだ波浮き立つ。
あの日に戻りたい。何度もそう思う。
愛しい人、動物、家、まち、風景ー。
かけがえない存在と日常。
もう居ない、ないんだと、絶望し震えるあの感覚。
もう戻れないと知っているから、言葉にならない。
あの日に戻りたいー、
決して言葉にできないけれど、何百回もそう思う。
遠くにいるあの人たちも、そう感じている。
私のその何百倍もきっとそう思う。
知らないことが怖い。
あらゆる映像、写真、記事、文献、言葉、声ー、
あの日あの日から、そこにあった現実や思いー。
できうる限りのことを見て聞いて感じて、知りたい。
遠い向こうに、日々思いを馳せる。
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還暦
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2013-02-08T17:04:00+09:00
2013-02-09T00:03:21+09:00
2013-02-08T17:29:52+09:00
black-dolphin
和の話
還暦です。
今まで深く考えたことがなかったけれど、
再び生まれた干支に帰るらしい。
六つの十と、一日。
端なく環のように、十二支がまわり巡る。
そのリズムの間で、還ることなく生きて行く。
母のように無邪気で明るく逞しくなりたいなぁ。
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養生の後
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2012-11-13T22:54:00+09:00
2013-01-22T02:22:35+09:00
2012-11-13T22:54:10+09:00
black-dolphin
和の話
私には珍しくアイドル並に人と会う予定があったのですが、それも2日で断念!
予定をキャンセルして、ひたすら安静にしました。
10月いっぱいは、養生で終えました。
11月初め。
マスク顔でごほごほと咳しながら、バスに乗り込みました。
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