目指すのは「unique」な音。 大切なのは、日常。                                               
by black-dolphin
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ぐるりのこと。

私はやはり、日本映画が好きなんだなぁ。
そう思えた映画でした。
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ぐるりのこと。
  自分の身の周りのこと。
  または、自分をとりまく様々な環境のこと。

監督の言葉に、こうありました。
世の中の美しいことや醜いこと、
それらをぐるっと描けたらな、と言うことで
『ぐるりのこと。』というタイトルにしました。

これは、夫婦の日常を淡々と綴った10年の物語です。
これは、人間が起こした社会を反映させた事件(法廷)を端々と描いた物語です。

それはどちらも誰かの身の周りにおこった事柄で、現実で、日常にあること。
そのくらい親身に悲しくて、痛くて、幸せな映画です。

            _ぐるりのこと。_




[キャストのこと。]
木村多江さんは、「翔子は私だ。」と仰ったそうです。
始まりの何シーンかは、お芝居からすると「あれっ?」という
違和感が生まれます。
それくらい、木村さんが普段より素人のように見えます。
でもそのうちに私が引き寄せられる感覚がして、
まるでドキュメンタリーを観ているようでした。

映画の中のリリー・フランキーさんは、いつものリリーさんなのに
でもリリーさんではない、カナオでした。
彼が法廷画家として犯罪者や被害者家族を静かにみつめる視線。
家路につけば、娘を亡くした悲しみにくれる妻を静かにみつめる視線。
どちらも眼は逸らさずに受け止める姿勢が、
いつものリリーさんの姿と重なったからでしょうか。

この二人を見て、一人暮らしを満喫中の私でさえ「夫婦も悪くないなぁ。」と
思えました。

[私のぐるりのこと。]
自分の身の周りのこと。 または、自分をとりまく様々な環境のこと。

私は、一人で暮らしている。
でも必ず誰かと関わって、その中で自分をみつめている。

遠く/近くの世界で起こっている様々な現実。
でも必ず事柄に直面して、その中で何かをみつめている。

言葉のないウイカ、
家族や友人との何てない会話、
医療・看護の現場で出会う
患者さんの人生を見守ること、その命(いのち)や気持ちのやりとり、

ぐるりと見渡せば、私には大切な人がいる。大切なことが在る。
この遠く/近くの世界で、毎日悲しく辛い知らせをみる。

日常ってやっぱり意味があって、大切だ。
降りかかる、悲しく辛い現実は必ずある。
でもそれを悩んで、考えて、生きることができれば、
その後にきっと、ささやかでも幸せだと感じる瞬間がある。

空も海も花も樹も見て。
音楽を聴いて、本も読んで。
何だか無性に絵や文字も描きたくもなってきた。

自分でしっかりと立って楽しむ人生も素敵だけど、もし、
私が誰かと夫婦になれる日がやってきたら、
その人のためなんて大それた事はできないけれど、
自分ができることはしよう。
そして、ずっと好きでいよう。

やっぱり未来に望みをかけることを考えたい。
そう思えた映画でした。

最後に、こうしてささやかながら始めたブログ。
その中で出会った大切な人たちとの素直なやりとり、
これも私の大事な、ぐるりのこと。

「生きる」意味合いが、また深まりました。
by black-dolphin | 2008-07-22 23:38 | 映画
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