目指すのは「unique」な音。 大切なのは、日常。                                               
by black-dolphin
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幸せギュウギュウの御節

さて、ウイカさんと暮らす 華の独り身(笑わなーい、そこ。)であるZiziさんですが、
例に及ばず年末年始は、夜をお守りする勤務でした。
なかば立候補/恒例です、この勤務。

早く自立したくて、まだ見ぬ広い世界に飛び込みたくて、18歳で私は家を出ました。
家族の中での私の印象は、超マイペース/危なっかしいことばかりする子のようです。
その上家族からすれば、私は 「18歳の頃のZizi」 から止まっているのか
「Zizi が本当に一人暮らしできているのか、不思議・・・。」といつも云われます。
そうそう、たまに生存確認をされたりもします。

大掃除をした。と云えば、「嘘~!」
おせちを作った。と云えば、「本当~?」 と耳を疑われる始末。

それもそのはず、私は家族で一番鈍くさく何をするにも一番遅い人物なのでした。

年末に母との電話で今年も帰れない事を告げたところ
例年になく、あっさりと返事されました。

夜勤明けの朝、電話が鳴りました。
「終わった?」と母の声。
どうかしたのかと尋ねると、「今からおせちを届けます。」と電話を切られました。

1時間を過ぎた頃インターホンが鳴り、モニターには確かに母がそこに立っていました。

ウイカとひとしきりじゃれ合って、冷蔵庫に何やら収納。
テーブルに風呂敷の包みをささっと開き、
小さなお重のふたを開けて、
置かれた寿のお箸には、小さい頃にしてもらっていたように
父の文字で私の名前が書かれていた。

「今日の朝、Ziziの分を作ったよ。
ごまめは、父が作ったって言うといてって父からの伝言。
お雑煮も作ろうかー。」
と白味噌なども持参してくれ、台所へと消えてゆきました。
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分厚いハムや紅白の蒲鉾、
鰤の塩焼きや海老、
優しい味わいの数の子、
冷めても美味しい煮しめ、
栗の下には黒豆が隠れていたりして、
私が好んで食べていたメニューが、ギュウギュウ詰めにされていた。

プラスチックの飾りづけを見て、よく可愛いと云っていた私。
お重の中には、南天を模したプラスチックの飾りがちょこんと添えられていた。

ぴかぴかの炊き立て御飯も用意してくれていて、私は心の底から
「いただきます。」と手を合わせました。

「美味しい。」と何度も云いながらモリモリ食べる私を見て、
「そう云ってくれて、嬉しいわー。父にも言うとくよ。」と
母は何ともいえない笑顔を見せてくれました。

いつもは、夜勤明けは眠らない私。
父母からの美味しいお届け物でお腹は満たされ、心も満たされ
私はそのままウトウトとお昼寝をしていました。

夜勤続きで、新年を迎えながらも何だかサイクルが少し狂っていた私。
両親のお蔭でお正月を実感でき、新年からやや数日遅れて
私もようやく新年を迎えられたような気分がしました。

夕方に母が帰った後に何気なく冷蔵庫を開けると、
そこには数日分の食材と苺のショートケーキがありました。

今度は私が、沖縄風のおせちでも作っていつか驚かせてみよう。
料理上手な父母が「美味しい。」と零すくらいに、今年も精進です。
by black-dolphin | 2009-01-05 23:47 | ごはん
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